Kさんの映画レビュー・感想・評価

K

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少年の君(2019年製作の映画)

3.9

題材はいじめ。作り手による抑止と希望の願い。大人の姿で始まり、学生時代へと遡る。受験競争。曰く付きの母。最初に未来を見せられることで、ここからどう繋がるのかと各場面で想像がふくらむ。優等生のチェンとチ>>続きを読む

CUBE 一度入ったら、最後(2021年製作の映画)

3.0

1997年版『CUBE』視聴済み。どう見たってCUBEの世界観なのに、似ている感じがしない不思議。吉田鋼太郎さんの大げさ演技が面白い(今にもはるたんの名を叫び出しそう)。色の変わる照明。部屋の真ん中に>>続きを読む

三大怪獣グルメ(2019年製作の映画)

3.3

円谷英二さんが盟友 犬塚稔さんと大ダコ映画を企画していた…と言う話から構想を得た作品。43年間も温めていたらしい。現在から過去を振り返るスタイル。タコ、イカ、カニ。政府による命名。セタップZ。シーフー>>続きを読む

わたしは金正男を殺してない(2020年製作の映画)

3.4

あれっきりどうなったのか知らずにいたこの事件。シティとドアン。クアラルンプール国際空港。神経猛毒剤VX。マレーシアと北朝鮮の関係。国同士の取り引き。イタズラ動画。予行演習。証拠から浮かび上がる真実。「>>続きを読む

ある船頭の話(2019年製作の映画)

3.3

ロケーションの勝利。切り取られた自然の風景は、ところどころハッとするほど美しい。暗示的だったり台詞で全部言ってしまったり、不思議なバランスの作品。面白いかどうかという尺度で測るのが難しい。焼き味噌が食>>続きを読む

犬も食わねどチャーリーは笑う(2022年製作の映画)

3.3

夫婦喧嘩は犬も食わぬ。まん丸な目が可愛いふくろうのチャーリー。ごはんはやっぱりアレ。実年齢15歳差を感じさせない香取さんと岸井さんコンビ。ホームセンター。旦那デスノート。アレクサ電車。カレーの豆知識。>>続きを読む

KOTOKO(2011年製作の映画)

3.5

開始数分で観てはいけない気がする恐怖心を掻き立てられた。絶叫と泣き声。よくグラグラするカメラ。2つ見える。精神的にひっぱられそうな台詞と映像表現。精神世界。木から伸びる手。風呂場から伸びる手。彼女の代>>続きを読む

OUT(2002年製作の映画)

3.4

深夜の弁当工場。パート仲間4人。さまざまなタイプのアウトの形。ピクミンのCMで流れていたストロベリー・フラワー「愛のうた」が懐かしい。引いてダメなら押してみる。「あー」と声を出せば苦手な人でも上手に目>>続きを読む

ディオールと私(2014年製作の映画)

3.2

高評価のため気になり視聴。クリスチャン・ディオールに関する知識はほぼなし。ときどきディオール氏が語り手となる。オートクチュール=高級仕立服。ラフ・シモンズ…ジル・サンダーからディオールへ。Diorロゴ>>続きを読む

ペコロスの母に会いに行く(2013年製作の映画)

3.3

岡野雄一さんによるエッセイ漫画の実写化。ペコロス=小さな玉ねぎ。舞台は長崎県。認知症。原作通りなのだろうけれど、ハゲネタと職員へのセクハラ描写はもう少し少なめでも良かったと思う。ランタン。私情抜きには>>続きを読む

うちの執事が言うことには(2019年製作の映画)

3.1

旧版の東映OP。映画『弱虫ペダル』ドラマ『新・信長公記』のあとで本作を観ると、永瀬廉さんの演技は心許なく声の強弱が乏しく感じた。ここから努力を重ねられたのだなと伝わってくる。ノック4回。当主を見下して>>続きを読む

グレムリン2/新種誕生(1990年製作の映画)

3.3

『バッグス・バニー』。クランプ=トランプ。動物の登場や機械的な仕掛けなど、前作よりもお金のかかっている感じが伝わってくる。グレムリン関連のビジュアルはグチャッと感強め。今回は研究室のおかげで変身要素が>>続きを読む

100日間生きたワニ(2021年製作の映画)

3.0

100日間と言われると、生後100日で起きた出来事のように聞こえる。どこを起点とした100日なのか。上半身ハダカのままのワニ。なぜ彼だけ上の服を着ていないのだろう。ときどき何の生き物か分からないキャラ>>続きを読む

神々の山嶺(2021年製作の映画)

3.1

原作未読。人物のビジュアルは週間ストーリーランドっぽい。表情の変化少なめ。見分けがつきづらい。ジョージ・マロリーさんは実在するイギリスの登山家。カメラ=ヴェストポケット・オートグラフィック・コダック・>>続きを読む

グレムリン(1984年製作の映画)

3.3

禁止事項=光、水、真夜中の餌。不自然な雪の質感。主人公ビリー…高校生かと思いきや銀行員。犬のバーニーは雑種。モグワイ→命名ギズモ=新製品。隣人のピート少年…『グーニーズ』のマウス、『スタンド・バイ・ミ>>続きを読む

人魚姫(2016年製作の映画)

3.3

人魚姫×コメディ×環境問題。3分の2はお笑い、残りは恋愛とシリアスパート。世界珍獣博物館。青罹湾。酒解毒。ウニ攻撃。チキン。文句を言いながらも付き合うリウが良い。シャンシャンと歌で競うシーンが楽しかっ>>続きを読む

雨月物語(1953年製作の映画)

3.3

二度目ましての溝口健二監督。原作未読。琵琶湖北岸。焼物を作る源十郎と、妻 宮木、子 源一。武士になりたい藤兵衛と、妻 阿浜。具足と槍。上昇志向の男と、普通の生活を望む女。妻のためにやっているはずが本末>>続きを読む

あなた、そこにいてくれますか(2016年製作の映画)

3.4

お洒落なジャケットとあらすじに惹かれて視聴。眠るタイムリープ。10回分。恋人との未来を選べば、娘の存在を消してしまう。葛藤。過去から現在へのメッセージ伝達方法に工夫を感じる。犬のじゃがいも。医者という>>続きを読む

RRR(2022年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

気になってはいたものの、上映館が遠くレンタル待ちしようと考えていた本作。2022年ベストの作品として挙げる方が多かったため、やはり劇場で観ておこうと鑑賞。製作費97億円。テルグ語映画=トリウッド。時代>>続きを読む

ナビィの恋(1999年製作の映画)

3.4

運命に翻弄された人々の恋模様。沖縄県では実際にこんな風習があったのだろうか。民謡パートと音楽パート多め。アイシテルランド。オペラ歌手の麗子さんとその夫オコーナーさんは染まっていない感じ。子どもたちの演>>続きを読む

聖地X(2021年製作の映画)

3.1

舞台劇の映画化。何度も写る水。よく写る包丁。御神木。井戸。ドッペルゲンガー。韓国の救急車はペーポーペーポー。ホラーというよりはドタバタミステリーという感じ。ちょいちょいコント。岡田将生さんが着るとどん>>続きを読む

サスペリア(1977年製作の映画)

3.4

有名な作品だから観ておこうと視聴開始。イタリアのホラー映画といえば『血ぬられた墓標』くらいしか観たことがない。バレエ名門校。主人公スージーを演じるジェシカ・ハーパーさんの顔面力が良い。バレエシーンは少>>続きを読む

引っ越し大名!(2019年製作の映画)

3.3

国替。姫路城。松平直矩(なおのり)と柳沢吉保のいざこざ。要所要所で役に立つ本の知識。荷物と人員の削減。歌パートのミュージカル感。「引っ越し唄」は野村萬斎さんが振付・監修。全体を通して高橋一生さんの存在>>続きを読む

東京オアシス(2011年製作の映画)

3.4

『かもめ食堂』『めがね』と同じスタッフによる作品。キャストもほぼ同じ。音楽は大貫妙子さん。監督は別で、荻上直子さんではなく松本佳奈さん中村佳代さん。車目線の夜景。コンビニ。揺れるカメラ。喪服。回転レシ>>続きを読む

7s セブンス(2015年製作の映画)

3.5

映画作りを通した人間模様。まさかの軟式globeパークマンサーさん。和気藹々とした空気がピリピリし始めるシーンのリアルさ。映像データ。これはお芝居なのだということを忘れそうになる。ジリジリ苦しいシーン>>続きを読む

止められるか、俺たちを(2018年製作の映画)

3.3

若松孝二監督作品および若松プロダクション作品はまだ観たことがない。主人公は門脇麦さん演じる吉積めぐみさん。若松監督役の井浦新さんはモノマネ演技が新鮮。これが似ているのかどうかはもちろん分からない。他に>>続きを読む

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

3.4

何が起こるのか予測のつくオープニング。生活費の収支。ルールを守っていても安全地帯にはいられない。数えきれないほどの社会問題。理不尽な現実。誰にでも起こり得る災難。主人公もまた善だけの人ではない。立場が>>続きを読む

ジェネラル・ルージュの凱旋(2009年製作の映画)

3.4

原作未読。ドラマ版未視聴。前作視聴済み。医師と業者の癒着に関する調査依頼。まだ俳優だった頃の山本太郎さん。手書きとパソコン。電卓。ジェネラルルージュの意味。片手で繰り出す慣れた手つき。塗るのがお上手。>>続きを読む

チーム・バチスタの栄光(2008年製作の映画)

3.2

原作未読。ドラマ版未視聴。不定愁訴外来=愚痴外来。バチスタ手術。失敗例3件についての調査。厚生労働省。そばでうどんを食べる。腕がいいようには見えない手術室看護師。なんだそんな理由か…無理があるな…と思>>続きを読む

蒲田前奏曲(2020年製作の映画)

3.3

第1番…オーディション。ナース姿。丈の短さ。同居する弟。本物の看護師。意外な展開。蒲田行進曲。第2番…女同士のあるある感。伊藤沙莉さんのキャラクターが良い。銭湯。友情。女の幸せとは。第3番…瀧内久美さ>>続きを読む

四月の永い夢(2017年製作の映画)

3.7

元音楽教師。そば屋。てぬぐい展。距離感の変な元生徒。ジャズシンガー。花火。多摩川。止まる音楽。浮かれてなどいけない。主人公の抱えていた痛み。人生とは獲得していくことではなく、失っていくこと。失うたびに>>続きを読む

グッバイ・クルエル・ワールド(2022年製作の映画)

3.0

観るタイミングが悪かったのか、興味の持続しないお話だった。スタイリッシュさ又はクールさを演出しているのだと思うけれど、銃の打ち方に現実味がない。これは顔を知っている役者陣が日本という舞台でやっているか>>続きを読む

わたしのトーチカ(2021年製作の映画)

3.0

短編ながらどんより重い気持ちにさせられた。生育環境が子供に与える影響。生存戦略。機嫌ひとつで全部おわり。向き合ったら息ができるようになるかというと、現実はそんなに甘くない。監督は希望や救済を伝えたかっ>>続きを読む

私はたぶん絶対にかわいい(2022年製作の映画)

3.4

車の後部座席から撮り続けるワンシーンワンカット短編。別れたカップルの会話。苗字で呼び合うよそよそしさ。次第に暗くなる空。ぬいぐるみ。演出の細かさを感じるラジオCM。食べよ、生きよ。

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.2

原作未読。哲学書「死に至る病」セーレン・キェルケゴール。=死に至る病とは絶望である。Fラン。除け者。優柔不断な母。厳格な父。抑圧された環境。決まったやり方。こんな簡単に剥ぎ取れるのかという発見。拘置所>>続きを読む

三十四丁目の奇蹟/34丁目の奇蹟(1947年製作の映画)

3.5

ニューヨーク マンハッタン34丁目。1947年=昭和22年。この時代の作品で女性がパレードの責任者を担っている設定に驚く。サンタの代役。本当に存在するものだけを伝える教育方針。夢を見ていたら厳しい現実>>続きを読む

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