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ジャングル・ジョージのRのネタバレレビュー・内容・結末

ジャングル・ジョージ(1997年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

自宅で。

1997年のアメリカの作品。

監督は「D2/マイティ・ダック」のサム・ワイズマン。

あらすじ

アフリカの心臓部で野生動物の楽園ブクウ地区。ある日、そこに旅客機が墜落、乗客は全員無事だったが、唯一ジョージという名の赤ん坊だけが行方不明になってしまう。それから25年後、ジャングルで育ったジョージ(ブレンダン・フレイザー「キラーズ・オブ・ザ・フラワー・ムーン」)は逞しい男に成長してジャングルの王になっていた。そんなジョージの元にサンフランシスコで暮らす大富豪の娘アースラ・スタンホープ(レスリー・マン「ザ・バブル」)が観光にやってきて、ジャングルで迷子になってしまい、そこでジョージと運命的な出会いを果たす。

ディズニープラスにて、無作為に選んだ中から。

お話はあらすじの通り、それこそディズニーのアニメーション「ターザン」をそのまんま実写化したような内容なんだけど、元々は「ゆかいなターザン」というアニメを基にした作品ということらしい(実際オープニングがカートゥーン調のアニメーションなので、そのアニメなのかな?)。

つか、普通にターザンを実写化したじゃダメなんだろうか笑。

まぁ、とにかくターザンではなくジョージということなんだけど、主演は昨年「ザ・ホエール」で体重を大幅に増やした肉体改造でアカデミー主演男優賞も獲得、その後まだ観てないけど、スコセッシの「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」や気鋭の日本人監督HIKARIの最新作に主演抜擢などキャリアが華々しく復活したブレンダン・フレイザー。

まぁー、彼がキャリア最高に男前!!個人的にはやはり彼の代表作シリーズ「ハムナプトラ」シリーズの主人公が1番カッコいいとそれまでは思っていたんだけど、元々スクリーン映えする男前度が更に増し、加えてあちらよりも更にワイルドに!ボサボサでウェーブのかかった髪を風に靡かせ、なおかつ肉体は輝くように小麦色の肌とマッシヴボディー!!そりゃもう劇中のレディたちじゃないけど「はわ〜ん!」てなるわ、これは。

これが「ザ・ホエール」の主人公になっちゃうんだからなぁ…つくづく俳優さんってすごい!!

とにかくブレンダン・フレイザーのキャリア史上1番カッコいい!

で、お話はドタバタコメディにTHE90年代!なCGと着ぐるみ感バキバキの動物たち(喋るゴリラの名前が「ゴリ」だったり、ジョージが飼ってるゾウの名前が「ポチ」だったりと日本語訳そのまんまなのがシュール笑)が出てきて、楽しくはあるんだけど特徴的なのがナレーションが前面に出ている点。ほとんどのジョージや各キャラの動向をナレーションが面白おかしく矢継ぎ早に説明するだけではなく、終盤では動物たちを狙うハンターと「第4の壁(と思ったけど、キャラクターがナレーションとやり取りするから第3の壁かな?)」を破って会話しちゃったりする!!
まぁ、ここもなんつーか、古めかしくも今観ると一周回って新鮮。

ただ、上映時間が91分と決して長くはないのにとにかく、めちゃくちゃ長く感じるくらいギャグが時代遅れで寒いのが辛いかなー。お話的にもターザンなぞってるだけであんまり意外性もないし。

ただ、終盤の全力疾走ターザンロープだったり、全編「根明」な雰囲気といい、なかなか香ばしい作品ではあるのでブレンダン・フレイザーのキャリアを総浚いする上での一作と考えれば観る価値はあるかな。

どうやら2もあるらしいんだけど、ギャラの関係でブレンダンは出てないらしいです。
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