神童が高次元から降りてきてくれているようなサービス精神があり、個人的に『アレックス三部作』では一番好きです。
スカイダイビングにて、ガン萎えしているジュリエットビノシュさんの顔を、スクリーンいっぱいに観れたので、その時点でもうお腹いっぱいでした。
今回、早稲田松竹で鑑賞しましたが、若年層はもちろんのこと、なんかファッショナブルなカップルも散見されて、レオスカラックス監督はそんなに間口が広いのかとビックリ。真っ暗な部屋で一人、ヨレヨレのパンツ一丁でニタニタ笑いながら「俺以外いなくなれ、俺以外いなくなれ」とブツブツ言って観るのが至高と思っていた身としては衝撃を受けました。
ウォンカーウァイ作品も若年層に人気らしいし、両者から抽出されるであろう「気取り」や「キザ」といった共通項がアンテナに触れるのでしょうか。キモい笑顔を向けながら場内の方に聞いてみればよかったです。