てつこてつさんの映画レビュー・感想・評価

てつこてつ

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貴公子(2023年製作の映画)

4.2

流石は「新しき世界」「V.I.P.」「The Witch/魔女」らを手掛けたパク・フンジョン監督&脚本作品!

主人公が実に痛快なキャラクターで、三つ揃いの仕立ての良いスーツ姿で銃を構える姿のダンディ
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サンクスギビング(2023年製作の映画)

2.8

イーライ・ロス監督作はそこまで好きではないが、せっかくアマプラで無料鑑賞出来たので・・。

典型的なスラッシャームービーのスタイルに立て続けに登場する激しいゴア描写(但し、「グリーン・インフェルノ」同
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ウィキッド ふたりの魔女(2024年製作の映画)

4.3

本作はもう20年以上前に初めてブロードウェイ公演を見て、「オズの魔法使い」からの派生作品としては余りにも巧みなプロットと音楽性の高さに衝撃を受け、その後、ブロードウェイはもちろん、ロサンゼルス、ロンド>>続きを読む

みんな元気(2009年製作の映画)

3.4

やっとマルチェロ・マストロヤンニ主演のイタリアオリジナル版の再鑑賞が叶ったので、こちらのハリウッドリメイク版にもトライしてみる気が起きた次第。

主役の老人を演じたデ・ニーロは勿論、子供たちにサム・ロ
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みんな元気(1990年製作の映画)

4.0

「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・ベルナトーレ監督がマルチェロ・マストロヤンニを主演に迎え、「ニュー・シネマ~」の名子役サルヴァトーレ・カシオを引き続き出演させた佳作。シネスイッチ銀座の単館>>続きを読む

スマイル2(2024年製作の映画)

3.4

本作鑑賞前に第一作も復習を兼ねて再鑑賞。
一応、第一作はキチンとオチが付いた形で終ってるけど、続編製作されるほどのヒット作だったんね。

前作の終わりから続く警官のエピソードが冒頭に登場するが、正直、
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侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

4.3

映画を愛する監督の熱い思いを感じ取る事が出来て、見て良かったと心から思えた作品。

タイトルからてっきり軽いコメディかと思いきや、実際は深い感動さえ覚えるしっかりとした人間ドラマ。

江戸時代から現代
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フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン(2024年製作の映画)

2.3

製作費を鑑みると、自分の中では本作が今年のラジー賞(残念賞)最有力候補。

アポロ11号の月面着陸のクリップがフェイクなのでは??という陰謀論が存在することは知ってはいたが、こんな安易なラブコメテイス
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レベッカ(2020年製作の映画)

3.8

かの有名なヒッチコックの同名映画のNetflixリメイク。オリジナル作品も大昔に鑑賞済みだけれど、こちらのリメイク版も、ストーリー自体は大体同じ。但し、当たり前ながら映像が美しい。

オリジナル版と違
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ラストマイル(2024年製作の映画)

2.8

いや、この監督と脚本家さん、力み過ぎだし詰め込み過ぎだって!

明らかにアマゾンを意識したと思われる、国際的なEC大企業を狙った連続爆破事件。

満島ひかりの台詞回しが少々気になるのは中盤以降のヒロイ
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教皇選挙(2024年製作の映画)

3.5

カトリック教会の頂点に立つローマ教皇の選挙(コンクラーベ)の裏側を描いた(おそらくカトリック教徒には)衝撃的なドラマ。

前ローマ教皇が逝去した際には、次期候補者として日本人神父の名前も取り上げられて
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プリシラ(1994年製作の映画)

3.3

劇場公開時以来の再鑑賞。
当時は、まだ日本ではそれほどドラァグ・クイーンの存在が認知されておらず、その分、衝撃的で非常に面白かった記憶がある。

が、マツコ・デラックスを筆頭に様々なキャラが立ったドラ
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狂覗(2017年製作の映画)

4.0

縁とはやっぱり不思議な物で…
たまたま昨日、普段はわざわざ鑑賞しないような「新解釈番町皿屋敷 お菊寺」を見て、結構衝撃を受け、そのまま本日、U-NEXTでシリーズ残り二作品も鑑賞。そこで、藤井秀剛監督
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新解釈番町皿屋敷 お菊寺(2023年製作の映画)

3.0

流石にこの年齢になると、ビジュアルから明らかにC級と分かるようなこの手のホラーオムニバスをわざわざ鑑賞する事は単純に時間の無駄に思えて殆ど無いのだが、ここでのレビューが比較的高めなので・・。

三話構
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悪魔と夜ふかし(2023年製作の映画)

3.2

今さらながらのファウンドフッテージ・ホラーの体(てい)ではあるものの、“実際に放送された生放送の映像”がメインとなるのでPOV的な画面酔いするような見づらさは無い。

1970年代のアメリカならではの
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東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-(2023年製作の映画)

4.0

おお、この最終章、個人的には第一弾を超えてきた!

スクラップ工場で行われる大乱闘シーンのプロのスタントマンもエキストラ参加しているであろう迫力満点のファイトアクション、そのさなかで見せるエモーショナ
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東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-(2023年製作の映画)

3.5

第一作を思った以上に楽しめたので。

本作は明らかに最終章に続く繋ぎ部分の立ち位置。その分、上映時間も約90分とサクッと鑑賞出来る。

新たな登場キャラクターを演じる役者陣が、間宮祥太朗、高杉真宙、永
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東京リベンジャーズ(2021年製作の映画)

3.8

原作漫画未読。でも、とっても楽しかった!

分かりやすいストーリーにキャラが立った登場人物たち、そして何と言っても彼らを演じるあまりにも豪華な若手俳優陣の共演だけでも見応え十分。

現在と10年前の過
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美しき仕事 4Kレストア版(1999年製作の映画)

4.3

4Kレストア版ブルーレイを所有する歓びを存分に与えてくれる作品。

映画作品全般に言える事だが、特にアート系の作品での映像美は絶対的正義。プロジェクターや長尺のHDMIケーブルの設置で毎回お世話になる
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ゴールキーパーの不安(1971年製作の映画)

3.3

U-NEXTで定期的に新作配信作品をチェックしているとこういう当たり作品に出会えるのが嬉しい。

ヴィム・ヴェンダース監督の1971年の長編監督デビュー作。

冒頭に劇中楽曲の権利問題で30年以上公開
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破墓/パミョ(2022年製作の映画)

3.2

監督・脚本のチャン・ジェヒョンの「サバハ」と「時間回廊の殺人」は鑑賞済だが、イマイチ自分には合わず。U-NEXTで配信中の「プリースト 悪魔を葬る者」も“お気に入り”には入れているもののなかなか食指が>>続きを読む

ニューノーマル(2023年製作の映画)

3.5

「コンジアム」を手掛けたチョン・ボムシクの最新監督作。

まさかのオムニバス形式ホラーなのだが、キャラクターの繋がりや時間軸の設定など凝っていて個人的には好き。特にデートアプリのパートと次に繋がるパー
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ヒッチコックの映画術(2022年製作の映画)

3.8

“サスペンス映画の神様”とも称されるアフルレッド・ヒッチコックの監督デビュー100年を記念して製作された、生前のインタビューや膨大なフィルモグラフィーの映像をふんだんに使ったドキュメンタリー。

ヒッ
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Things Will Be Different(原題)(2024年製作の映画)

2.6

香港→羽田の機内で鑑賞。

予告編では凄く面白そうだったのに・・。

う~ん、良く言えば、この監督さん、知的で哲学的な作品を創り出したかったのかもしれぬが見ている側としては少々退屈。

だって、ほぼ主
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Blink Twice(原題)(2024年製作の映画)

2.6

こちらも事前情報無しで機内鑑賞。

どんなジャンルに括られるのかと思いきや、コメディ/クライムとはね。

鑑賞中はこの先どんな展開が待ち受けているかとワクワクしたが、全容が見えてくると、どう考えても〝
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スピーク・ノー・イーブル 異常な家族(2024年製作の映画)

3.3

成田→香港のANA便にて鑑賞。
飛行機の騒音を気にせず気軽に楽しめそうな作品を・・と適当に選んだ為、「胸騒ぎ」なるヨーロッパ映画のリメイクとは全く知らなかった。

旅先で意気投合した家族の正体は・・?
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密輸 1970(2023年製作の映画)

3.8

エンタメ作品として十分楽しめた!

「オアシス」「ベテラン」「モガデシュ」などジャンルに関わらずヒット作品を手掛けたリュ・スンワン監督。

本作では、強くしたたかな海女さんたちがメイン。男性キャラクタ
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トラウマ/鮮血の叫び(1992年製作の映画)

3.2

ダリオ・アルジェント監督の珍しくアメリカで撮影された、おそらく唯一の作品。

劇場公開時の記憶が全く残っていないので、さぞやつまらない出来かと思いきやU-NEXTで再鑑賞してみると、そこそこ面白い。
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殺し(1962年製作の映画)

3.5

ベルナルド・ベルトルッチ監督の処女作。原案はパゾリーニ。

監督のフィルモグラフィを見て、実は「ラストエンペラー」と「シェルタリング・スカイ」しか鑑賞していない事に気付いた。前者は壮大な物語でとても楽
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噴火山 ファカアリ島、緊迫の救出劇(2022年製作の映画)

-

ネトフリでは良くドキュメンタリーを見ているのでお勧めで出て来たので何気なく鑑賞。

いやあ、雲仙普賢岳や御嶽山の噴火の大惨事を知る日本人としては身が引き締まる思い(表現として合ってるかな?)。

ニュ
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マイライフ・アズ・ア・ドッグ(1985年製作の映画)

4.5

満席の日比谷シャンテで劇場公開時に鑑賞して以来のDVDレンタル。

初見時の感動そのままに、全く色褪せる事なく、やはり素晴らしい作品。
個人的には、このような“少年の成長”を描いた作品としては古今東西
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デス・サイト(2004年製作の映画)

3.0

劇場公開時にはガッカリした記憶しか残っていない。が、改めて再鑑賞してみると、色々と工夫もあり決して詰まらない作品ではないなと思った次第。

DVDの特典映像のメイキングでダリオ・アルジェント監督は「現
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デモンズ3(1989年製作の映画)

3.2

「デモンズ」「デモンズ2」は、実際には悪魔に取り憑かれた人間だが、“全速疾走する”ゾンビの走りだと個人的には思っており、また分かりやすい設定と勢いで最後まで駆け抜けてくれるので好きな作品。

本作はこ
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セッション9(2001年製作の映画)

4.2

劇場公開時以来の再鑑賞。

本作については流石にオチも含めて細かい部分を全く覚えてはなかったが、本能に訴えかけてくるような怖さを鮮明に感じた強い印象だけはあったのでDVDをレンタル視聴。

人並み以上
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ポンヌフの恋人(1991年製作の映画)

4.3

渋谷のスペイン坂を上りきった辺り・・今は無きシネマライズ渋谷で公開当時鑑賞して以来。

今回はデジタルリマスター版のDVDをレンタル視聴。

レオ・カラックス監督の“アレックス三部作”の最終章だけあっ
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機械じかけの小児病棟(2005年製作の映画)

3.4

スペイン産ホラーを続けて鑑賞。確かに邦題は作品のエッセンスが伝わり分かり易いのだが、原題の「Fragile」のほうがしっくりくるなあ。

大作とは呼べないが、脚本がしっかりしていて演出もソツが無い、な
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