NASAのエンジニアの自叙伝の映画化。
ベトナム戦争以前のアメリカの古き良き時代・・1950~60年代を舞台にした青春映画としては、内容や主人公を取り巻く環境は、ある意味対極に位置するものの「アメリ>>続きを読む
ジェームズ・ワン監督が「ソウ」シリーズの大ヒット後に初めて手掛けたホラー大作。ゴシックホラーの醍醐味が詰まっていて、個人的には「ソウ」や後年の「インシディアス」シリーズ等を含めても、彼の監督作では一番>>続きを読む
劇場公開時以来の再鑑賞。
パトリシア・ハイ・スミスの原作を読んだのは中学生か高校生の頃で細部まで覚えていないが、このハリウッド映画版はかなり原作に忠実だなあと再認識。
先に映画化されたアラン・ドロ>>続きを読む
先にSABU監督の韓国リメイク版を鑑賞したので、こちらの日本オリジナル版にもトライ。かつてWOWOWと契約していた際に録画していたものなので、劇場公開時はR-18指定の物がWOWOW補正(これが嫌で解>>続きを読む
原作未読。高良健吾主演の日本版も未見。単にSABU監督作ってことに飛びついて鑑賞。
タイトルや原作者の大石圭の「殺人鬼を飼う女」を見た経験、R-18指定なので、ある程度覚悟はしていたものの、ちと暴力>>続きを読む
医学生だった若かりし頃のエルネスト・ゲバラ(チェ・ゲバラの通称のほうが有名だがチェはキューバ人が付けたあだ名)が、親友の生化学者アルベルト・グラナードと共にオンボロバイクに乗ってアルゼンチンから南米大>>続きを読む
これはもう、覚悟を決めてミア・ゴスの凄まじいまでの怪演を堪能するに尽きる。
のどかで明るい農場の風景、古き良き時代のハリウッド映画を思わせるフォントを使ったオープニングクレジットから一転、「ああ、し>>続きを読む
劇場公開時以来の再鑑賞。
劇場でも大ヒットした記憶があるが、やっぱり面白い!
「クリフハンガー」もそうだけど、このノリにノったレニー・ハーリン監督作品にハズレ無しって感じ。
本作も「ジョーズ」以降>>続きを読む
原作未読。
正直、同性カップルを主人公設定にしているだけで、テーマやメッセージ性については新しさを感じることが自分には出来なかった。
ファッション系の出版社勤務のゲイの主人公が出会い、付き合い始め>>続きを読む
タイトルにもある通り、エミリー・ブラント主演の前二作の前日談となる作品ゆえに、ほぼ関連性が無くシリーズ初見の方でも全く問題無し。
音に反応して襲ってくるモンスターなので、大都市・マンハッタンを舞台に>>続きを読む
昨秋、薬物スキャンダルの渦中、非業の死を遂げてしまったイ・ソンギュン。おそらく彼の日本劇場公開最後の作品になるであろうと新宿まで足を運び鑑賞。
カンヌ国際映画祭批評家週間にも選出された作品と聞いてい>>続きを読む
ホン・サンス監督がキム・ミニをヒロインに起用した記念すべき第一作。
舞台は世界遺産の古都・スウォン(水原)。
ホン・サンス作品で男性が主人公となる場合、往々にして監督自身を投影した映画人となるが、>>続きを読む
タランティーノもお気に入りの知る人ぞ知る80年代ホラーの佳作。
劇場公開時、小学校高学年か中学生に入りたてだったと記憶しているが鑑賞している。その年齢では、作品の理解力や、そもそも字幕で読める日本語>>続きを読む
劇場公開時以来の再鑑賞。新宿紀伊国屋書店をちょっと奥に進んだ劇場で鑑賞したのだが、場所柄か観客の大半が台湾人留学生、もしくは出稼ぎの方々であった記憶が鮮明に思い浮かぶ。
今回、4Kデジタル修復版での>>続きを読む
こちらの完結編も、ホラーアクション+エンタテインメント大作としてしっかり堪能した。劇場公開時には、二年間しっかり時間が開いた形で鑑賞したが、立て続けに見たほうが前作との細かな繋がりが分かって、より楽し>>続きを読む
劇場公開時にも勿論見ているが、4K Ultra HDディスクを購入したので再鑑賞。
言わずとしれた「シャイニング」と並ぶスティーヴン・キングを代表する長編大作の映画化。90年代に制作されたTVムービ>>続きを読む
乾いたユーモアとドラマチック過ぎないヒューマンストーリーの見事な融合。壮絶な過去を持つ主人公を飄々と演じたケイシー・アフレックと実力者揃いの共演陣の見事なアンサンブル。
いやあ、良い作品であった。>>続きを読む
コロナ禍に制作されたフランス・韓国合作映画。
舞台はソウル。主演のオルガ・キュリレンコを除けばほぼほぼキャストは韓国人俳優ではあるが、監督・脚本がフランス人なので、臓器売買をテーマにしたサスペンス映>>続きを読む
アン・リー監督の長編二作目にしてベルリン国際映画祭金熊賞受賞作品。
“父親三部作”の第二弾に当たる本作では、ニューヨークに住むゲイの青年が、訪米する故郷・台湾の両親を安心させるため、恋人と共に、グリ>>続きを読む
アン・リー監督の長編デビュー作。
いや、デビュー作にしては余りにも完成度が高すぎる!
監督の台湾時代の“父親三部作”の第一弾だが、何と、舞台がアメリカ。
台湾から移民しアメリカ人の妻を迎えた息子の>>続きを読む
高校生の妊娠、出産を描いた社会的にも重たいテーマで、希望を見いだせるエンディングでもないが、見応えがある良作。終盤になって視聴者を裏切る展開があるしっかりとした脚本と、役者の力の賜。
ヒロイン役を演>>続きを読む
久々のハリウッド作品鑑賞。しかも劇場で!
てっきりM・ナイト・シャマラン監督作だと思い込んでいたけれど、実のお嬢様であるイシャナ・ナイト・シャマランの長編監督デビュー作なのね。
個人的には存分に楽>>続きを読む
4K修復版DVDの特典映像を加味しての評価。
エドワード・ヤンとホウ・シャオシェン監督作を毎日交互に鑑賞するのは、さすがに映画好きとはいえども、ややお腹いっぱい。
エドワード・ヤン監督の長編二作目>>続きを読む
監督として円熟味を増したホウ・シャオシェンの全三話オムニバス作品。
これまで鑑賞してきた「非情城市」「恋恋風塵」「冬冬の夏休み」の初期の作品群が、監督自身や脚本家などの体験を基に制作されていたので、>>続きを読む
エドワード・ヤン監督の遺作。レビュアーの皆さんの評価が軒並み高いが、残念ながら自分にはハマらず。
まず、邦題に異議あり!
このジャケ写にある少年ヤンヤンは173分(!)もの上映時間の中で登場するのが>>続きを読む
チ・ジニ出演作繋がりで、正直軽い気持ちでレンタルしたけれど、これは大いに鑑賞する価値があった。チープなジャケ写に決して騙されることなかれ!
韓国人権委員会が“人権”をテーマに6人の当時気鋭の監督陣を>>続きを読む
案の定、このレビュー数の少なさよ・・。まあ、分かちゃあいたけど。
チ・ジニって、あれだけイケメンなのに、やっぱりヨン様世代のご年配層の韓流ファンの方々に人気が偏ってるのかな?
「チャングムの誓い」>>続きを読む
これもまた、ホウ・シャオシェン監督初期の代表作。
昨日鑑賞した「恋恋風塵」同様にノスタルジー溢れる作品。
小学校の卒業式から始まる本作では「仰げば尊し」が歌われ、エンディングに「赤とんぼ」が流れる>>続きを読む
「悲情城市」は劇場公開時にも鑑賞し、DVDまで所有し何度も繰り返しては見ているのに、実はホウ・シャオシェン監督の他の作品は殆ど見ていない事に気付いて、初期の代表作の本作をレンタル。
いやあ、沁みたな>>続きを読む
パゾリーニ監督の“生の三部作”最終章。
前作の「カンタベリー物語」でのスカトロジー描写が自分的にはややキツく少し迷いはしたものの、乗りかけた、どころか乗ってしまった船・・ということで思い切ってレンタル>>続きを読む
以前から気になっていた作品だったのでレンタル。
ホラー好きのレビュアーさんたちの評価もそこそこ高いだけあって、なかなかの力作。昨今のJホラーなんかより、よほどしっかりした作り。CGも駆使してそれなり>>続きを読む
元ネタがあるリメイク作品とは知らなかった。
韓国映画は好んで見る自分ではあるが、唯一、反日要素が全面的に出ている作品だけは避けてきたので、本作には思わぬブービートラップに引っかかってしまった感。>>続きを読む
原作は未読。
原作通りならば仕方ないが、エンディングの方向性が個人的には間違ってると思う。
階段を転げ落ちた時点で違和感に気付く視聴者は多い筈なので、エンディングに一捻り効かせたら、かなりのレベル>>続きを読む
前作のエンディングに“to be continued”とあったので、6年後に製作されたこの続編も鑑賞。
いや、前作よりも約20分も上映時間が長い本作は流石に冗長過ぎないか?
一番残念なのは、前作で>>続きを読む
何と言っても、脚本に参加したノーベル文化賞受賞のペーター・ハントケによる登場人物たちのモノローグが詩的でとても美しい。このオリジナルのドイツ語脚本の文学的要素を損なうことなく見事に日本語字幕にしたため>>続きを読む
台湾近代史を背景にした映像作品で本作以上の出来映えの物は今後絶対に生まれないであろうと確信しての満点。ホウ・シャオシェン監督の紛れもない代表作にして大傑作。
ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞の効果>>続きを読む