てつこてつさんの映画レビュー・感想・評価

てつこてつ

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デシベル(2022年製作の映画)

2.7

テンポも良く爆破シーンもそこそこ迫力あるのに、不思議とハラハラドキドキ感が無く、話にも入り込みづらい感・・・

連続爆破事件と潜水艦事故が大きな繋がりを持つのは分かるが、ストーリーの見せ方がちょっとダ
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異人たち(2023年製作の映画)

4.3

山田太一の原作小説を大林宣彦監督で映像化した1988年公開の「異人たちとの夏」は、自分の中では80年代後半の邦画では揺るぎないナンバーワン作品。

浅草、扇風機、スイカ、老舗「今半」のすき焼き、花札、
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ジャングル・クルーズ(2020年製作の映画)

3.4

シンガポール航空の機内上映にて鑑賞。

良い意味でとってもディズニーな娯楽作品。
「パイレーツ・オブ・カリビアン」同様、ディズニーランドの主力アトラクションの実写化なんで、そりゃあ製作に力も入るよね。
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犬神家の一族(2006年製作の映画)

3.5

NHKBS。劇場公開時以来の再鑑賞。

劇場公開時には、ほぼほぼオリジナルと同じ台詞と撮影手法でダレ得のリメイク??と思ったものだけど、こうやって再鑑賞してみると、多少はストーリーに肉付けされて分かり
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裏窓(1954年製作の映画)

3.8

NHKBS4K。お世辞にもイケメンとは言えないヒッチコックが惚れて本作以外にも「ダイヤルMを廻せ!」「泥棒成金」と三回もヒロインとして起用したブロンドの美人女優グレース・ケリー出演作の中でも個人的には>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.8

なるほど、「聖なる鹿殺し」の監督の作品ならば色々と納得。
作風や世界観は凄く好みだけど、作品自体はそこまで好きではないかな。

テリー・ギリアムが描くような世界観、映像美がふんだんに展開されるんだけど
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鬼談百景(2015年製作の映画)

3.4

おそらくどの配信サイトでも一番多く流されているタイプの怪談オムニバス。それだけ安易に製作できるんだろうが、本作はナレーションを竹内結子(味わいがあって良い!)が務め、全10話をしっかり堅実に作っている>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

2.3

前作の記憶が新しいうちにと慌てて劇場にて鑑賞。

う~ん。自分には全然合わなかった。事前に人物相関図ぐらいは確認しておくべきだった自分の落ち度も大いに有り。

元々アニメとSFだけは得意ジャンルではな
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めまい(1958年製作の映画)

4.0

こちらもNHKBS4Kで約30年ぶりに再鑑賞。

「サイコ」とは対照的にヒッチコック監督作品にしては非常にロマンチックな作風かと思いきや、1950年代の作品だということを考慮しても前半が余りにもベタベ
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サイコ(1960年製作の映画)

4.5

NHKBS4Kで放送していたものを録画していたので約30年ぶりに再鑑賞。

アメリカ映画界のスリラー・サスペンスの分野において非常に重要な役割を担ったアルフレッド・ヒッチコック監督作品の中でも異例に・
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オカルトの森へようこそ THE MOVIE(2022年製作の映画)

3.4

良い意味でシュールさとチープ感を楽しめる作品。

白石監督の「コワすぎ!」シリーズが肌に合う人には、本作は映画版だけあってそれなりに制作費もかかっており、度々登場するクリーチャーのVFXシーンもなかな
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ヘカテ デジタルリマスター版(1982年製作の映画)

3.8

おお、こんな作品もアマプラで鑑賞できるとは!

この作品、タイトルの音の響きのインパクトのせいか、少年時代に愛読していた「ロードショー」で内容紹介だけは読んでいてずっと記憶には残っていた作品であったの
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配信犯罪(2021年製作の映画)

2.8

色々と惜しい!
よくある生配信系のサスペンスと見せておいて最後にああいうオチを持ってくるのは新しい。

が、いかんんせん、作品全体のテンポが良い・・というよりも、ここまで来るとせわしなさ過ぎる!

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ポストマン・ブルース(1997年製作の映画)

3.8

昭和レトロともひと味違う、90年代のバブル社会崩壊後の日本で多感な時代を過ごした身としては色々と懐かしい風景で刺さったなあ。

SABU・・確かに時代の寵児だった時期もあったな。自分の中では、もっと尖
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

2.5

残念。自分には合わなかった・・。

「ヘレディタリー」「ミッドサマー」のアリ・アスター監督・脚本作品だからと言って、本作がホラー作品で無いことは重々承知して鑑賞したんだけど、監督のやりたい放題で自分は
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Saltburn(2023年製作の映画)

4.5

前情報ゼロで鑑賞したのが大正解。

このストーリーは、現代版パトリシア・ハイスミスと言っても過言でないほど、ある意味ロマンに溢れ、かつ、キャラクターのダークな心理描写が絶妙に上手い。

てか、ほぼ設定
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白日夢(1981年製作の映画)

1.0

これは酷いっ!!!
“つまらない”“くだらない”を大きく通り越して、とにかく酷い映画。
人生でこれまで鑑賞してきた作品群でもダントツ最低かも。ストーリー、演技、編集、音楽すべてが酷いという、ある意味レ
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告白、あるいは完璧な弁護(2020年製作の映画)

3.7

スペイン映画「インビジブル・ゲスト 悪魔の証明」の韓国リメイク版。

オリジナル版はずいぶん前に鑑賞済だが、あちらは重要なキャラクターの特殊メイクor特徴的な顔立ちが気になり過ぎてすぐにオチに気付いて
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呪われの橋2 怨霊館(2023年製作の映画)

3.4

昨今レベルがグンと高くなってきた台湾ホラー。

本作もなかなかの力作。霊(クリーチャー?)の描写も凝ってるし、終盤のタイムループの流れも、そこまで視聴者が混乱する程ややこしくもないので、個人的には最後
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.4

この懐かしい作風は、確かに自分が高校生の頃に「パリ、テキサス」「ベルリン 天使の詩」でハマったヴェンダース。

でも、本作に関しては、残念ながら自分はそこまで好きになれず・・

ヴェンダース監督自身が
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

第76回カンヌ国際映画祭パルムドール受賞作。

まさにカンヌの審査員ウケが良かったのも分かるフランス映画。
微妙に何を書いてもネタバレになるストーリーではあるが、数ある法廷サスペンスや一つの死体に関わ
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ピラニア(1978年製作の映画)

3.4

「ジョーズ」の大ヒットで、その後大量生産されたアニマルパニック物の数々・・「グリズリー」「ドッグ」「テンタクルズ」「キラー・ビー」「スクワーム」「スウォーム」等々。

そんな亜流作品と比較しても、ジョ
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ナワリヌイ(2022年製作の映画)

3.8

反プーチン政権を掲げ大統領選挙の出馬も目指していた弁護士アレクセイ・ナワリヌイ氏が毒殺されかけドイツに入院。その後ロシアに帰国した後、すぐに拘留されそのままシベリアの刑務所送りになったことはずっと気に>>続きを読む

テオレマ 4Kスキャン版(1968年製作の映画)

3.5

アマゾンプライムは「ファスビンダーのケレル」を鑑賞した際も思ったが、こういう絶対に一般ウケはしないであろう作品をも配信する懐の深さを感じる。

4K修復版、4Kリストア版は良く聞くが、本作の4Kスキャ
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ドイ・ボーイ:路地裏の僕ら(2023年製作の映画)

2.8

「バッド・ジーニアス」「ホームステイ」等、昨今のタイ映画は非常にレベルが高い作品も多いので期待して鑑賞したら見事に肩透かしを食らった。

キャラタクター描写が甘いし(そもそも警官と不法滞在の青年のどち
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ミッドナイト・スネーク 絡み合う毒牙(2017年製作の映画)

2.5

おお、思った以上に評価が低い!

まあ、確かにシチュエーションスリラーとしては突っ込みどころも多く、全体的に退屈でそんなに緊迫感も無かったしね。

舞台は南アフリカの山中。昆虫学者(?)の夫と美しい妻
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オクトパスの神秘: 海の賢者は語る(2020年製作の映画)

4.0

動物を取り扱ったドキュメンタリー映画としては、これまで観てきた中でも一番好きかも。オスカーの長編ドキュメンタリー部門受賞も納得。

ナショジオやアニマルプラネットのような動物の生態に詳しい専門の学者が
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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.0

90年代のブロードウェイを象徴するミュージカル「RENT/レント」に衝撃を受け、何度もニューヨークに足を運び劇場の熱気を感じると同時に映画版のブルーレイも所有しているほどのファンとしては、本作でジョナ>>続きを読む

13の選択(2014年製作の映画)

3.3

地味ながらもスリラーとしてはなかなかの出来。個人的には、これをB級作品とは呼びたくないな。

ただし、中盤以降、結構エグい描写が多い。

タイトル通り、金欠に苦しむ主人公に謎の人物から電話がかかってき
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.8

ペンは剣より強し。もっと言えば、熱量のある言葉が持つ力は平面的でしかない文章より圧倒的に強し。

日本での学生運動が全盛期の1969年5月13日に東京大学駒場キャンパスに現存する900番教室で2時間に
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ブギーマン(2023年製作の映画)

3.5

ディズニープラスに加入していない自分には見る機会ないなあと半ば諦めていたら、なんと羽田→博多のJAL便で鑑賞できた!

”クローゼットに潜む怪物”という古典的テーマを、モダンホラーの帝王スティーヴン・
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トンソン荘事件の記録(2020年製作の映画)

2.5

韓国発のモキュメンタリーホラー。
正直、ものすご~く物足りない。怖くもなければ、そもそも映画としても面白くもないという・・。

釜山のトンソン荘という安宿で1992年に起こった殺人事件と1989年に起
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震える家族(2022年製作の映画)

3.5

分かりやすく怖いホラー映画かと問われると確かにそれは無いが、ジワジワ盛り上げていく展開、登場人物の心理描写の細かさ、霊の登場が“これ見よがし”ではなく緩急を上手く付けている辺りが個人的には好き。

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エル ELLE(2016年製作の映画)

4.0

とにかく登場人物それぞれのクセが強い!
「ショーガール」「氷の微笑」のポール・ヴァーホーヴェン監督とイザベル・ユペールを掛け合わせると、こんなトンデモ映画(良い意味で)が出来上がるんだね。

グラフィ
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M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.5

いやあ、テンポが良くて面白い。
AIやロボットが暴走する話なんて古くは「ウエストワールド」を筆頭に数多ある中で力技で最後まで押し切ったって感じ。

なんてったって、ミーガンを演じた女優さんのロボットを
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ヴァル・キルマー/映画に⼈⽣を捧げた男(2021年製作の映画)

3.7

U-NEXT独占配信。A24制作のドキュメンタリー映画。
昨日鑑賞したジャニス・ジョプリンの生涯を辿ったドキュメンタリーが余りにも良かったので・・。

「トップガン」をリアルに映画館で観ている世代の自
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