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必殺!III 裏か表かのhotのネタバレレビュー・内容・結末

必殺!III 裏か表か(1986年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

面白かった。
冒頭の両替商の仕事風景、大勢の人が。一斉に算盤を弾き出す場面が、迫力あって圧巻。
中村主水が追い詰められていくのがいい。わりと自業自得だし、金と欲にまみれた中年の落ちぶれ方なはずなのだけど、ギラギラとして生命力があり、一種の美しさがあって良かった。猫背でくたびれても、所作や着物さばきがきれいなのが、色気ある。
狭い路地や、襖の奥行きを使った殺陣はいいけど、あまり前後の作品ちゃんと見てないので、大量に出てくる仕事人仲間がほとんど分からず、どんどんやられていくのはあまり感慨なかった。
京本政樹はすっごい美形だった。いや美形だな。やられ方も気合が入って美しく撮られていた。

松坂慶子がめっちゃ綺麗で印象的。最初誰だか分からず、ひえ〜すごい綺麗で目力のある女優さんだな、だれだろ、とググってしまった。
色々いいシーンが多くて面白かったけど、顛末はちょっと端折った感じが強い。大暴れはいいけど、あの後どういう辻褄合わせしたんだろう。一人勝ち状態の松坂慶子が全て誤魔化してくれたんだろうか…。
ラストの松坂慶子は迫力あって美しかったけど、あれで気圧されて許してしまうのはちょっと謎。
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