米粉

安藤組外伝 人斬り舎弟の米粉のレビュー・感想・評価

安藤組外伝 人斬り舎弟(1974年製作の映画)
-
しょっぱな文太兄と梅宮辰夫が大学生役で出てくる時点でこの映画は傑作と言えよう。
「安藤興業を立ち上げた。この時私は28で…」って完全にこちらを笑かしにきてる。
一応主役は文太兄です。
(途中リストカットとかしちゃいます。ついでに「人斬り」の名を冠しているのは安岡力也演じる「人斬りジム」だけですし、しかも彼すぐ死にます。)
またこれが荒くれ者で、ただ憎めない可愛げのあるキャラクターだった。
その合間合間に挟まれる安藤昇の独白?が違和感たっぷりで面白かった。
「その頃私は得意の絶頂にあった…」とかいうナレーションが流れ、愛人に足の爪を切らせていたり。(ただの自慢か?)
あっぱれ安藤大先生、だ。
成田三樹夫はほぼセリフなし。
文太兄襲撃シーンは周囲をカメラが回り続け、「悪魔を見た」の伝説タクシー内殺戮シーンを思い出した。
「気で殺し、身体で殺せ」
将来息子がいじめられたらこの言葉を贈ろうと心に決めた。
米粉

米粉