すごくセンスの良いブラックコメディ。
主演はシャーリー・マクレーン。
質素な生活を送りたいと夢見る主人公が、
この人こそ貧乏だ!っていう男を選んで結婚するも、
毎度毎度笑っちゃうような奇跡が起きて大金持ちになっちゃって、
笑っちゃうほど人が変わってしまって、
笑っちゃうような死に方をしてしまう。
次こそは!この人こそ!貧乏で質素で普通の生活を送れるはず!!!
でも彼女と結婚するとみんな男は成功してしまう。
もうめちゃくちゃ面白い。
死に方とかもうほんと面白い。
何より夫役の俳優が超豪華。
ディーン・マーティン
ポール・ニューマン
ロバート・ミッチャム
ディック・ヴァン・ダイク
そしてジーン・ケリー!!!!!
次の夫は誰なのかな??ってワクワクしてたら
超有名豪華俳優が出てくるからすんごい笑っちゃう。
予算どうなってるんだ。
ジーン・ケリーとシャーリー・マクレーンが歌って踊る
30年代ハリウッドミュージカル映画パロディーシーンは、
一見の価値あり。
古臭い音楽に古臭い演出で、それを思いっきし誇張してて、
それがおかしくて笑っちゃうんだけど、
踊ってるのはジーン・ケリーなのでこれはもう素晴らしいの一言。
すんごい見てて楽しいシーンになってる。
全編笑った。
和牛の去年のM1のネタみたいに、
(いい部屋を探してるつもりが、紹介される部屋がどれも人が住んでて、最終的に幽霊住んでる洋館にこの部屋は誰も住んでないはず!!って大喜びするっていうあれ)
後半は、
この人ならもう成功しないはず!!金持ちにならないはず!!!
って主人公が男を選ぶようになっててそれがもう面白い。
この時代の映画ってやっぱ最高だ。