まごー

何という行き方!のまごーのレビュー・感想・評価

何という行き方!(1964年製作の映画)
4.1
すごくセンスの良いブラックコメディ。
主演はシャーリー・マクレーン。

質素な生活を送りたいと夢見る主人公が、
この人こそ貧乏だ!っていう男を選んで結婚するも、
毎度毎度笑っちゃうような奇跡が起きて大金持ちになっちゃって、
笑っちゃうほど人が変わってしまって、
笑っちゃうような死に方をしてしまう。

次こそは!この人こそ!貧乏で質素で普通の生活を送れるはず!!!
でも彼女と結婚するとみんな男は成功してしまう。

もうめちゃくちゃ面白い。
死に方とかもうほんと面白い。

何より夫役の俳優が超豪華。
ディーン・マーティン
ポール・ニューマン
ロバート・ミッチャム
ディック・ヴァン・ダイク
そしてジーン・ケリー!!!!!

次の夫は誰なのかな??ってワクワクしてたら
超有名豪華俳優が出てくるからすんごい笑っちゃう。
予算どうなってるんだ。

ジーン・ケリーとシャーリー・マクレーンが歌って踊る
30年代ハリウッドミュージカル映画パロディーシーンは、
一見の価値あり。
古臭い音楽に古臭い演出で、それを思いっきし誇張してて、
それがおかしくて笑っちゃうんだけど、
踊ってるのはジーン・ケリーなのでこれはもう素晴らしいの一言。
すんごい見てて楽しいシーンになってる。

全編笑った。
和牛の去年のM1のネタみたいに、
(いい部屋を探してるつもりが、紹介される部屋がどれも人が住んでて、最終的に幽霊住んでる洋館にこの部屋は誰も住んでないはず!!って大喜びするっていうあれ)
後半は、
この人ならもう成功しないはず!!金持ちにならないはず!!!
って主人公が男を選ぶようになっててそれがもう面白い。

この時代の映画ってやっぱ最高だ。
まごー

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