『フワッとしたホラー』
とある島の開拓100周年が迫る中、自分の持ち船でビジネスをしている若い男と島を出て悪夢に苛まれその原因が島にあると考え戻ってきた女性主人公。記念式典を前に濃霧が出るようになり、同時に不可思議な出来事が次々と起こるようになっていって…みたいな映画。
こちらはリメイク版とのことで、原作は未鑑賞。
徐々に真相が明らかになっていくのはかなり丁寧に描かれている。
各登場人物の殺され方はかなりマイルドな感じでグロさは低めな印象。
女性主人公が悪夢を見ること、フラッシュバックすることにより過去に何があったのか分かっていくが、最後まで見れば多少理由もわかるが、あんまり納得いく感じはしない。
霧が出てくるとキタキタと思うが、ムードだけでもっと何かあるとよかったなぁと思う。
あと最後の『あれは海から来て海に帰って行った』というのはちょっと上手いなと思った。
何かインパクトある映画を見たあとに、この映画を見るとムードあるホラーとして楽しめそうな映画でした。