ぴんじょん

恋の季節のぴんじょんのレビュー・感想・評価

恋の季節(1969年製作の映画)
2.0
ピンキーが主役ではありません。

ピンキーとキラーズのヒット曲『恋の季節』をモチーフとした恋愛映画。

大人の男性に恋をする女子高生(といっても卒業期の)のお話なのですが、この主人公、どう見ても女子高生には見えません。

恋をした相手が、就職するはずの会社の重役、しかも、社長の娘と婚約中という、見ようによってはかなりドロドロした恋愛関係。

歌謡映画らしく、さらりと描き、生臭い愛憎劇にはなっていないのですが、高校生の恋というより、社内恋愛物という雰囲気です。

製作された年代のせいもあるのでしょうが、「レトロ」と言うより「古臭い」という言葉がぴったり。

髪型、服装、言葉遣い、60年代後半は、僕にとっては一番古臭く感じる時代なのかもしれません。

海辺の情景だけはきれいでした。

物分りのいいお父さん役で出ていた牟田悌三さん、この映画を見た日に訃報が入ってきました。

この方もお父さん役が長かったなあ。

40年も前から、定年期のお父さんを演じていたんだ…。

新人森田健作も馬鹿さ加減を全開していて、今とちっとも変わりません。

で、ピンキーとキラーズはただの添え物、ひたすら「恋の季節」を歌うのみ。

2018/5/30 18:18
508-1
ぴんじょん

ぴんじょん