こんな発想あり？
という奇想天外なシチュエーション。
「CUBE」で名を馳せた
ヴィンチェンゾ・ナタリ監督の
変わったシチュエーション・コメディ?です。
横領の疑いをかけられ仕事をクビにされたデイヴ、
彼の幼なじみで引きこもりのアンドリュー。
ある日、
デイヴが横領の濡れ衣から
逮捕されそうになり、絶望した彼は
色んな出来事が重なり
首を吊ろうとしていたアンドリューと
住んでる家を売って
どこか旅に出ようと提案します。
2人で荷造りしていると、
彼らの揉め事の原因となった人達が
次々と押しかけてきて家の前は大混乱。
2人は家に立てこもり
「もうダメだ」と観念した瞬間
突然家の外が静寂に包まれ光が差します。
2人が恐る恐る外へ出ると、
家の周りには何も無く、
ただただ白い果てしない空間が
目の前にあったのでした…
というストーリー。
だいたいのあらすじを書いてても
なんじゃこの展開は？と
思わず笑ってしまうほどの謎な展開。
物を投げても、ただひたすらに走っても
あるのは真っ白な空間だけ。
デイヴもアンドリューも最初こそ躊躇いますが
2人しか居ない、静寂な空間に慣れ
それなりに生活を楽しんでいきます。
しかし、朝も夜も昼もなく、
ただ2人でひたすらに過ごしていくうちに
彼らの中に変化が起こるのです。
ラストは正直「ん？？？」と思いましたが
こういう発想をそもそもできるのが
さすがCUBEの監督だなと思いました。
コメディなんだけど、
ちょっとゾッとするところもよかったですが
もう少し突き詰めてもよかったかな、
ってことでわりと低評価です😅
ちなみにデイヴを演じるのは
CUBEでワース役を演じた
デヴィッド・ヒューレットさんです！
