福福吉吉

炎の大捜査線の福福吉吉のレビュー・感想・評価

炎の大捜査線(1991年製作の映画)
2.0
🐉 Jackie Chan-ISM Vol.033 🐉

炎の大捜査線

◆あらすじ◆
刑事のウェイ(レオン・カーフェイ)は恩人の警察署長が暴漢に殺され、暴漢自身も車を爆破して自害するところを目撃する。ウェイは暴漢の正体を調べたところ、既に処刑された囚人であることが発覚する。刑務所に秘密があると睨んだウェイは囚人として刑務所に侵入する。一方、プロのビリアードプレイヤーのロン(ジャッキー・チェン)は試合に負けるよう持ちかけられるが断ったため、ギャングに襲われた結果、ギャングを殺して刑務所に入れられてしまう。

◆感想◆
ジャッキー・チェンの製作年の年齢:36歳

刑務所内のウェイを含む4人の囚人たちの争いや刑務所の隠された姿を暴く物語となっており、ウェイ、ロン、ピンバル(アンディ・ラウ)、キア(サモ・ハン・キンポー)のそれぞれが独自の世界である刑務所で生き抜く様子が描かれています。

ストーリーの軸を動かすのはウェイですが、格闘アクションはロンのみとなっており、他の3人にも格闘アクションが欲しかったです。特にキアはカンフーできるのに、ひたすら子供と再会するため、脱獄を繰り返すだけの人物になっていて惜しいと思いました。

主人公となるウェイも最初と最後以外はあまり活躍の場が無く、ただの囚人に成り下がっていて、もっと刑務所の謎を解こうとする行動が見たいと思いました。

ストーリーがとにかく暗く、刑務所内に移ってからは同じことの繰り返しのように見えて、冗長に感じました。

主役格の役者が4人揃っているにもかかわらず、あまり生かし切れておらず、それぞれの小さいストーリーを繋いだだけの作品になっており残念に感じました。もちろん、私が格闘アクション目当てだったことも原因かもしれません。

私には合わない作品でした。

鑑賞日:2023年1月20日
鑑賞方法:Amazon Prime Video
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