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丹下左膳 昇竜の巻(完結篇)のdudismのレビュー・感想・評価

3.5
マキノショットの痛快さは本作第一部の項に記載したので譲るとして、ここでは水島左膳の声について。
大立ち回り時のしわがれた声質が心地よい。咆哮するわけだが、放たれた言霊はよれよれと頼りなく漂い、誰にも受け取られずに地面に吸い込まれていく。それが本作の左膳の妖しさや哀しさと馴染んでいる。

プロットはさして心に残らないが、演出と役者のみの評価です。
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