HILO

チ・ン・ピ・ラのHILOのレビュー・感想・評価

チ・ン・ピ・ラ(1984年製作の映画)
5.0
柴田恭兵初主演映画。柴田恭兵は実は超遅咲き。初主演映画の時点で33歳。1986年OAの刑事ドラマ『あぶない刑事』の時点で35歳。なんやかんやで柴田恭兵の名前が世間に知れ渡りヒットメーカーの仲間入りを果たした頃には既に40歳のアラフォー。脇役の俳優さんとして目立ってはいたが柴田恭兵主演という看板を出すような売り方をするオファーはなかった(あぶない刑事が初めて)。オシャレを売りにする作品ではないが柴田恭兵のスレンダーな体型だとオシャレに着こなす。白いスーツ、アロハシャツ、昭和のクラッシックなファッションも柴田恭兵がオシャレに着こなす。

要はカッコよすぎて妬み嫉みで誰も使いたがらなかった。『ガラスの仮面』の北島マヤが「舞台あらし」として演劇界から干されたの似た感じと言えば分かりやすいかもしれない。令和の現代なら可能性を秘めた俳優さんとして売れたろうが昭和の演劇界は柴田恭兵を評価するには未熟過ぎた。

ちなみに主題歌はPINKの『PRIVATE STORY』ですが映画が大コケするからには共倒れとして主題歌も大コケですねwww

最後に日枝久代表、フジサンケイグループ(FUJISANKEI COMMUNICATIONS GROUP 略称 FCG)が当時は製作として製作総指揮でした。
HILO

HILO