憲

バッド・ボーイズの憲のレビュー・感想・評価

バッド・ボーイズ(1983年製作の映画)
4.1
これは面白かった!!
この作品が出世作というのに驚き。すでにショーンペンが完成されている。いや、ここから始まっている。

オーディションにてミック・オブライエン役をショーン・ペン、トム・クルーズ、ケヴィン・ベーコンらで競ったらしい。

脚本も面白いが何よりも演技力とキャラクターの存在感が素晴らしい。特に主役のショーンペンと刑務所でのルームメイトのホロヴィッツ(エリック・ガリー)がとても良い。
ほとんど刑務所の中の話だけど、外の世界での人間模様、刑務所の中での生き方がバイオレンスなドラマで描かれていて重いし暗いけど見応えあった。
弟を殺されたギャングのボスと彼女をレイプされた人間同士が同じ刑務所に入るという展開は見ていてハラハラした。

20代前半のショーンペン、色気もあり、本当の悪なのか純粋なキャラなのかそこが観ていて分からない=そこの繊細な芝居と役作りが上手いなぁと思った。

ラストシーンの表情と内面の芝居がたまらない。
憲