そら

娼婦ベロニカのそらのレビュー・感想・評価

娼婦ベロニカ(1998年製作の映画)
3.8
"ベネチア1583年。
ヨーロッパ随一の富と退廃の都では
女性は男性の所有物だった"

そんな時代の身分違いの恋を描く。

ベロニカ役のキャサリン•マコーマックの美しさが半端ない😂



元高級娼婦だった母を持つ
貧しいベロニカ。
青年貴族のマルコを愛しているが、
身分の違いから結婚を諦めなくてはいけなかった。
"結婚はできなくても、
彼を手に入れる方法がある"
と母に言われ、
高級娼婦になることを決意する。



母の言った言葉の意味が、
最初は分からなかった。

娼婦になってマルコのところに通え、
そういう意味かと思ったけど、違った。

ベロニカが美しい娼婦になれば、
嫉妬心からマルコの心はあなたに釘付けになるはず、
そういう意味だったのね。

母、すごい!


結婚はできなくても、
心はベロニカのもとに。

他の男性に抱かれながらも、
心はマルコのもとに。

…切ない😭


この時代の娼婦には、
美しさだけでなく教養も必要だった。

美貌と知性を兼ね備えた女性が男性を動かす。
そしてその男性が国を動かす。

美しい女は、
時として国を滅ぼす脅威にもなり得るということだ。


女性の権利が圧倒的に弱かった時代に、
ベロニカの生き方は強さに溢れてて
本当にかっこよかった。


男性がみんな立ってくれる人ばかりで、
本当に良かった😂
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