『ある精肉店のはなし』の監督、纐纈あや初監督作品ということでずっと観たかった映画。なんと大学の図書館で発見。
瀬戸内海に浮かぶ小さな島の対岸での原子力発電所建設計画に、28年間にわたり反対を続ける島民たちの姿を追うドキュメンタリー。
※大学で政治学を専攻しているのもあり、原発、沖縄の基地問題、靖国など政治色が強く、編集によって監督の都合の良いように作り変えることができるテーマを持ったドキュメンタリー作品はあまり好きではないです(『選挙』『選挙2』『立候補』はもはやコメディなので別。)
原発について 2.0
島民の生活の様子 4.0
原発反対派の目線だけで描かれているこの映画だけを観て上関原発の有無を判断しちゃいけない。参考にはしていいけど。
抗議活動はこの島のおじいちゃんおばあちゃんにとっての青春。おばあちゃんが少女に戻る。
やはり、観察映画の想田さん的視点、纐纈さんらしい定点での撮影により島民の日常が感じられて良かった。特に大晦日に紅白歌合戦を観る何気ないシーン。
島民の生活を見るのはいい。
夏の島の風景が「ぼくのなつやすみ」みたいで憧れる。
墓にお供え、花じゃなくて松の葉。
お祭りが凄い迫力。
女漁師が披露した宴会芸、会場が揺れるほどの笑いというのを初めて見た。