フレディ・ヘフリン(シルヴェスター・スタローン)はニュージャージー州ギャリソンにある小さな町、コップランドの保安官。ニューヨークのような大きな都市で保安官として従事したかったが、不慮の事故により片耳が聞こえなくなってしまい、諦めた。そんなある日、警官が2人組の黒人を射殺した。射殺後、良心の呵責に耐えきれぬ警官は橋の上から河へと飛び込み、自殺する。一連の事件にはしかし隠された秘密があった……。
開幕早々、酔っ払い運転しているスタローンのダメ警官ぶりが泣ける。職務中はスピード違反も違法駐車も警官だからという理由で見逃し、やることと言えばゴミの不法投棄を解決しようとするくらい。意中の女性も他の男性に奪われており、いよいよ情けない。いわば怠惰と妥協が身に染みてしまった男だ。そんなスタローンがとある事件をきっかけに奮起し、なけなしの正義感を燃え上がらせて事件を解決に導く。