動けるデブから動けるデブジジイに。「サモ・ハン主演ならデブゴンシリーズってことにしちまえばいいだろ」という強引な大人たちによってつけられたであろう邦題はともかく、久々に本気で動くサモ・ハンを堪能するこ>>続きを読む
デブゴン始動回。ぽっちゃり&前髪ぱっつんのサモ・ハンがツヤツヤしてて愛くるしい。
カンフーの動きもキレキレだが、前半の敵が“無銭飲食をするチンピラグループ“とか、“カンフーをバカにする変な白人“とか>>続きを読む
『アウトレイジ』を撮っている時も、ホントはこういう小ボケを連打したかったけど我慢していたんだろうな、と思った。そしてそのまま我慢していてほしかった。
企画意図こそ面白いけど、肝心の完成品は不安を感じ>>続きを読む
ちょっとズルいけどやられた。“4歳“というのが絶妙な年齢。2歳とも6歳とも違う。概念的なものを理解し始め、人生で一番古い記憶が残る時期。そんな息子を託す他人を、書類と顔合わせで見定めなければいけない父>>続きを読む
のび太が夏休みの自由研究で、ドラえもんの道具を使って創造主となり、地球を作る。つまりは、のび太が神になる話。
のび太が作る地球には、現実の地球同様に様々な人々が暮らしている。彼らは自分たちが住む世界>>続きを読む
若い娘にプレゼントを買ったり、孫みたいな子供とハグをしたりと、なんだか普通のおじいちゃん感を出してくるジョン・クレイマー。が、詐欺グループに一杯食わされ、瞬間湯沸かし器のようにいつものジグソウ業に。>>続きを読む
邦題の『オールリセット』ってなんやねん。こちとら8本も時間費やして観てきたのに、突然「今までの全部なしで!」とか言わないで欲しい。
番外編的な9作目は、刑事視点の犯人探し。グロ処刑シーンは山盛りだが>>続きを読む
濡れ衣を着せられる主人公。逃亡しながら新犯人探し。身近にいる裏切者。回りくどい犯人の動機。警護の甘いシークレットサービス。無能なFBI。殺人マシーンの親父はやっぱり殺人マシーン。人を選んで当たる弾丸。>>続きを読む
殆どマフィアの実録物だが、群像劇ではなく、トランプと顧問弁護士のロイ・コーンに焦点を絞り、アップテンポな編集で仕上げることで、想像以上のジェットコースタームービーとなっている。
セバスチャン・スタン>>続きを読む
ジャッキーなりにチャップリンの『キッド』や『ライムライト』がやりたかったんだろうけど、全体的にあざとさが目立つドラマに。いい話ではあると思うんだけど。
とはいえ、主人公の人生をジャッキーの実人生とリ>>続きを読む
淀川長治が生前、「映画は頭で見たらつまらない。感覚で見て欲しい。」と言っていたが、まさにそれが当てはまる一本。
デヴィッド・リンチが描くハリウッドの夢。考察マニアホイホイの代名詞のように扱われる映画>>続きを読む
仇討ちに遭遇した狂四郎が予期せぬお家騒動に巻き込まれるシリーズ5作目。
一見薄情なエロ侍だが、実はかなりお節介なエロ侍の狂四郎。面倒そうな顔してグイグイ首を突っ込む。ハニートラップと分かっていながら>>続きを読む
健康なレズビアン版の『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』みたいなロードムービー。舞台が90年代なら、テイストも90年代っぽい。
物珍しくもないフォーマットに、行き当たりばったりのテキトーな脚本。キャラ>>続きを読む
ギャオスとかけて、破産寸前の人と解く。その心は、どちらも首が回りません。
背骨が2つあるので、それが音叉の役割を果たして超音波光線を出せるが、そのかわり首が回らない、というそれっぽい設定が好き。子供>>続きを読む
邦画を誇らしく思えるほどの傑作。最高の脚本、最高のカメラ、最高のキャスティング。血の通ったキャラクターたちが、それぞれの理由を持って必然性のある物語を前へ前へと進めていく。
ジョン・フォードの西部劇>>続きを読む
一件の殺人事件の背景に潜む大きな力の思惑。親友を殺された警察事務員(警官ではないらしい)が、職務の範囲を越えて徐々に真相に近づいていく展開はなかなか引き込まれる。安定したミステリーとしての面白さ。演じ>>続きを読む
“脱北“の二文字に潜む、想像を絶する危険性。捕まる恐怖のなか、子どもや老人を連れていくつもの国境を突破し、ときにはジャングルを徹夜で歩く。この過酷な旅の大部分に撮影隊が同行しているというのが凄い。全員>>続きを読む
もしも『12人の怒れる男』のなかに真犯人がいたら。
過失とはいえ被害者を死なせてしまった男が、その事件の陪審員に選ばれるという運命のいたずら。自分が名乗り出なければ無実の被告が重罪に処せられてしまう>>続きを読む
ハリソン・フォードの隠れた(?)代表作の一つ。殺人を目撃した少年を守る刑事モノは数多くあるが、そこにアーミッシュという宗教集団のコミュニティを絡めたことで、ありそうでなかった一本に。
俗世での殺人事>>続きを読む
スタローン以外のキャストの顔ぶれがスコセッシ映画のよう。(ただしデ・ニーロは活躍しそうで殆ど何もしない)
警察内部の隠蔽事件を調査する保安官スタローンだが、愚直でトロいので見ていてヤキモキする。酒場>>続きを読む
人食いモンスターパニックのお手本。
低予算ということもあってか、地中に潜む巨大な人食いミミズ(グラボイド)はなかなか姿を現さないが、砂煙を上げたり、土が波のように盛り上がることで、気配や位置を感じさ>>続きを読む
テキサスとカリフォルニアという水と油みたいな2つの州が、同盟を結んでまで戦いを挑む政府ってどんな政府だ。他所の戦争に首を突っ込み続けてきた世界最強の国も、本土での内戦は南北戦争以来。無政府状態になった>>続きを読む
大人が本気で作った潜水艦ゲーム。
どこにいるのか、何が目的か、次の一手はどう出るか。国や個人の思惑が絡み合う頭脳戦の面白さ。
何より潜水艦の艦長役のショーン・コネリーのド級の存在感よ。ベストドレッ>>続きを読む
シュワちゃんがドラクエやってた頃の話。
村を襲われ両親を殺された少年。何年も奴隷としてコキ使われるが、「たくましい青年に育った」のナレーションひとつでシュワに変身。たくましいどころの育ち方じゃないぞ>>続きを読む
復讐劇としては前作の方がシンプルな分、分かりやすいカタルシスがあったが、今回はキャラクターが増え、それぞれの思惑が絡み合うことで、群像劇としての厚みは増したと思える。
アクションや美術のスケールも前>>続きを読む
12年ぶりの実家。死が近いことを家族に伝えに来た。ランチのあと、デザートの時にでも言おう。そして話したら帰ろう。
疎遠だった家族と新たな関係を作り上げようとしたとき、残された時間はもうわずか。大事な>>続きを読む
あっという間に3作目。今回は出張で宮崎ということで、前作までにあった生活感は薄め。日常(怠惰な生活)と非日常(キレキレの殺し)のギャップがそもそも売りのシリーズだったとも思うが、それが減った分、アクシ>>続きを読む
地球侵略を企む宇宙人を、ガメラとボーイスカウト小僧2人が迎え撃つ。
ガメラが子供好きだと知った宇宙人は、「命令に従わなければ子供は殺す!」とガメラを脅迫し始める。亀を脅迫しようと思った宇宙人も凄いが>>続きを読む
娘を溺愛するマイホームパパの消防士。人柄も良いし気遣いもできる。だけど連続殺人鬼。なんと勿体ない。「人さえ殺さなければ良い人なんだけどねえ」と言われるタイプ。
そんな殺人鬼を捕まえようとコンサート会>>続きを読む
ブルース・ウィリスの七変化。だいたい髪がフサフサで楽しそう。
『ジャッカルの日』のリメイクだが、キャラクターもロケーションも改悪に感じる部分が多い。派手なわけでもなければ、硬派なわけでもない。飽きず>>続きを読む
『ゴルゴ13』の傑作回を読んでいるかのよう。一流の殺し屋とそれを追う警視。追う者と追われる者の頭脳戦は、派手な演出がない分、ドキュメンタリーのようなリアリズムと、劇映画としての緊迫感を内包している。>>続きを読む
学校内での盗難事件をきっかけに、学校というコミュニティが徐々に崩壊していく。
犯人探しのミステリーかと思いきや、真相を知りたいという好奇心を逆手に取ったような展開。思わぬところにあったリスクが大暴走>>続きを読む
激シブ刑事モノ。ジーン・ハックマンにロイ・シャイダー。なんとも華のない硬派過ぎるキャスティング。敵も味方もおっさんばかり。ヒロインなんて存在すらしないという潔さ。
ニューヨークというロケーションも主>>続きを読む
羽目を外し過ぎた飲み会の翌日に、自己嫌悪で頭を抱えるような続編。思いきり梯子を外された。みんなが期待していたカリスマとしてのジョーカーはそこにいない。カリスマどころか、死を待つだけの老人にすら見える。>>続きを読む
夢だか妄想の海賊シーンから始まるので、『男はつらいよ』のオープニングかと思った。もう少しで脳内の渥美清が歌い出すところだ。
全体通して80年代ならではのユルさが終始充満。戦闘機で砂漠を走って爆発した>>続きを読む
そう簡単に『羊たちの沈黙』にはなれない。やってることは同じようなもんなんだけど。
シガニー・ウィーバーは明らかに命狙われてるのに、家のセキュリティがガバガバ過ぎる。殆どご自由にお入りください状態。田>>続きを読む