豪華キャストのお正月映画。監督は「警視庁物語」の最初期を担当した小沢茂弘(キャリアが長く続いたようでうれしい)。
カルト映画や、マカロニのようなケレン味と、着流し任侠らしいしっとり感。見せ場が続き(面倒な描写は省略)、いかにも職人監督の娯楽作と感じる。
中盤で舞台が鉱山になっていて、こういう設定は初めて見た(暴力脱獄なんかが元ネタ? 「どぶろくの辰」にでてくる「とびっちよ」の意味も説明される)。悪役のスキンヘッド軍団はマッドマックス2や北斗の拳のようで、これも珍しい。元ネタがあるのだろうか?
鉱山の無国籍な雰囲気、スターの歌、名和宏、汐路章の中国なまりは日活風なのか?