byebyeblackbirdさんの映画レビュー・感想・評価

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映画(1409)
ドラマ(0)

新東京行進曲(1953年製作の映画)

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新聞記者の高橋貞二と幼なじみ、その恋人たちを絡めた群像劇。

映像・演出はかなりオーソドックス。群像劇の展開は、この監督ならもうひとひねりしてほしかった気も。でも、見どころは多かった。

ロケ場面がた
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女優と名探偵(1950年製作の映画)

3.9

川島雄三の短編。松竹創設30周年を記念した「松竹映画三十年 思い出のアルバム」と、当時に同時上映された作品で、松竹大船撮影所の内部の様子が撮影されている。

プロモーション的色合いのある、川島の初期の
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血斗水滸伝 怒涛の対決(1959年製作の映画)

4.0

江戸時代、千葉県に実在した侠客の抗争を描く浪曲「天保水滸伝」を東映オールスターで映画化した作品。

「天保水滸伝」がどういう話か知りたくて鑑賞。カットが変わってもスター、スター、スターで、ものすごく豪
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のら犬作戦(1963年製作の映画)

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北支戦線の部隊の亡くなった大隊長が隠したお宝をめぐる争奪戦。

途中まで作品の全貌が見えてこないタイプの作品で、モヤモヤを抱えながら見たけれど、結果、オリジナリティがありつつも、愚連隊シリーズとも似て
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眼下の敵(1957年製作の映画)

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第二次大戦中の大西洋上での米軍・駆逐艦と独軍Uボートの攻防。

録画にて。ロバート・ミッチャムとクルト・ユルゲンスの2人の艦長が、相手の行動を読みながら対決する、シンプルな内容だと思ったら、最後の最後
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柳生旅ごよみ 女難一刀流(1958年製作の映画)

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実在した剣豪・柳生十兵衛が諸国漫遊で遭遇したトラブルを解決する話で、水戸黄門のような感じの作品。

主に五つのエピソードがあって、それぞれ雪代敬子、大川恵子、丘さとみ、桜町弘子など、人気の俳優さんが多
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浪人八景(1958年製作の映画)

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少し寝てしまったので、再見しなくては…。

加藤泰の比較的初期の作品で、まだ作家性みたいなものはあまりない。けど、食堂で食事をしている場面は、一番手前に食堂の女性、中間に右太衛門、奥に別の客を配してい
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暖春(1965年製作の映画)

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原作は小津と野田。岩下志麻は、いかにも小津作品に出てきそうな、元気な若い娘のキャラクターだと思うけど、「青春の放課後」という言葉が出てくるように、全体的にどこか大人っぽい感じがあって、それは中村登のテ>>続きを読む

独立機関銃隊未だ射撃中(1963年製作の映画)

4.5

独立愚連隊のシリーズだろうと思って見たら、すごくシリアスだった。辛い作品だけど、終戦間近の戦場の様子がうかがえるので、全日本人必見。

谷口千吉監督の作品は、心温まる内容でもドキッとする部分もあること
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血槍富士(1955年製作の映画)

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まだ見てない人は情報一切入れずに見て、びっくりしてほしい気がする。一見の価値のある作品だと思う。

冒頭、企画と協力クレジットのマキノ・黒澤・溝口・清水・伊藤の名前がすご過ぎてクラっとした。

途中ま
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殿さま弥次喜多 捕物道中(1959年製作の映画)

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錦之助・賀津雄が時におとぼけ、時にかっこよくて、すごく楽しい。演出はすごくモダン、出演者は豪華、脚本も布石まで用意してあって面白い!

大きなセットを生かして、カメラが動きまくり、モブも多い。オープニ
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カルメン故郷に帰る(1951年製作の映画)

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日本初のカラー作品。カラーの色遣いがまだ柔らかくて、デコちゃんと小林トシ子のドレスや口紅の色がとてもきれい。笠智衆の背負い投げも必見。

予想していた内容はもっと保守的で、結局ストリッパーをやめるとか
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やま猫作戦(1962年製作の映画)

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日本軍とゲリラ(山猫)の戦い。

出演者はこれまでとほぼ同じだけど、主役は夏木陽介、監督は谷口千吉で、カラー。
岡本喜八監督のような全編にわたって映像が凝ってるわけではないけど、スケールアップした王道
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好人好日(1961年製作の映画)

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岩下志麻の縁談話と、笠智衆のある出来事の2つを描いている。有名な大学教授の笠智衆のとぼけた感じがなんとも面白く、かわいらしい。

この監督らしい不思議な作品だけど、松竹らしい落ち着いた雰囲気の映像と、
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あねといもうと(1965年製作の映画)

4.1

これは良い。ザ・松竹という感じ。
山村聡の娘たちの結婚話と、長男の元妻の久我ちゃんとの交流が描かれる。

カットの割り方、人の配置の仕方などうまくて、こういう作品は次にどんなカットになるか楽しみ。美術
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隣の八重ちゃん(1934年製作の映画)

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カットの割り方がサイレントっぽく、時々何が起こってるか分からなくなるので、こういう映画はやや苦手だけど、雰囲気が良いので面白い。

お隣に暮らす幼なじみのほのぼのとした交流が描かれ、当時の風景や人物が
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爽春(1968年製作の映画)

4.2

これは良かった。
親一人子一人の山形勲の家族と、子だくさんの有島一郎の家族が互いに関わることで、それぞれが変化する。
話の展開の仕方が意外で面白く、女性や父親の人はグッとくると思う。

内容的に「晩春
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明日は月給日(1952年製作の映画)

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2回見ないと分からなかった。情報が多くて、見るのが大変。
日守新一が父親の大家族の物語。メインは次男の高橋貞二の結婚話と、経理課長の父親の仕事の話。

間に嫁いだ次女、高橋貞二の恋人・紙京子の父親と弟
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白い牙(1960年製作の映画)

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松竹大船調も60年代にはこうなるってことかな。

「松竹100周年記念 ホームドラマの系譜」

この広い空のどこかに(1954年製作の映画)

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最初のギスギスした雰囲気から、こんなところに着地するとは予想してなくて、ホッとして泣いてしまった。

戦争の影響や嫁の苦労など、当時の世相が反映されてるけど、家庭内での女性の姿や苦労する人の姿は、今で
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適齢三人娘(1951年製作の映画)

4.5

川島っぽさがすごくある上に(でもシニカルな感じはまだなく)、松竹らしい家族のドラマでもあって、両方の良さが出た作品になってると思う。

川島の人の動かし方と空間の使い方はこの頃から抜群で、いいシーンの
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春秋一刀流(1939年製作の映画)

4.3

江戸時代に実在し、さまざまなフィクションにも登場する侠客・平手造酒(ひらてみき)の活躍を描いた物語。
物語のベースは任侠ものらしい親分同士の対立だけど、メインは平手と2人の仲間の恋と夢で、青春映画のよ
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國士無双(1932年製作の映画)

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プリントが残る部分のみ約20分を鑑賞。時代劇のコメディで、坂本頼光さんが、各俳優の声帯模写をやりながら、説明(伴奏は三味線)。そもそもの作品の面白さと、活弁の面白さの相乗効果で、ずっと笑っていた。
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忠次旅日記 御用篇(1927年製作の映画)

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「忠次旅日記」第3部。こちらのフィルムは大部分残っていたらしい。Wikiによると、造り酒屋で働く話からが第3部に当たる。

忠次の捕物、護送される忠次を奪還する場面(カメラの位置を何度も変えて撮影)、
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忠次旅日記 信州血笑篇(1927年製作の映画)

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1991年に民家で見つかったフィルムから2部・3部を復元した107分の作品「忠次旅日記 デジタル復元版」を鑑賞。

映像は驚くほどきれい。弁士は坂本頼光さん、浪曲映画祭らしく、伴奏は沢村美舟さんの三味
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国定忠治(1946年製作の映画)

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セットなど、全体的に地味だなと思っていたら、後で終戦の翌年の作品と気付いた。物がないんだから、そりゃそうだ、むしろよく作ったなと感心。

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忠治が干ばつに悩む農家のために奔走する話。忠
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音楽喜劇 ほろよひ人生(1933年製作の映画)

4.0

めっちゃ良かった。ビール売り子の千葉早智子と、音楽家の大川平八郎、アイスクリーム売り子の藤原鎌足の三角関係の物語。

サイレント的なトーキーでややドタバタしてるけど、服装やセット、ロケの街角など、とて
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泣き濡れた春の女よ(1933年製作の映画)

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この時代の作品はどうも苦手で、案の定寝てしまったけど、後半、「いい天気ですね」のシーンで目を覚ましたら、そこからいい場面の連続。寝てしまったことを激しく後悔した。

こんなに古い作品なのに、単に絵やス
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逃走迷路(1942年製作の映画)

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軍需工場で働くバリーは、工場に放火し同僚を死なせたと疑われ…。

「三十九夜」のような、巻き込まれサスペンスで、事件→犯人を探すロードムービー→黒幕が分かるクライマックスという構成。少し長く感じた。
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舞台恐怖症(1950年製作の映画)

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ストーリーがいきあたりばったりに思えて、長く感じた。
女優志望の女性とその父親、女優役のディートリヒ、普通のスミスなど、キャラクターが魅力的。やっぱりディートリヒのカリスマ性はすごい。

「アルフレッ
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断崖(1941年製作の映画)

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面白い。「夫は信頼できるのか」という疑惑が高まる様子をエピソードの積み重ねで描いている。セリフよりは、出演者の表情から心情を読み取る必要がある。犯罪はほとんどないけど、すごいサスペンスを感じる。

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バルカン超特急(1938年製作の映画)

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チャーミングな登場人物とユーモア、所々の怖い場面と、意外な人物の感動的な場面があって、ヒッチコックは観客の心をつかむのがとてもうまいと思う。

ストーリーはじっくり展開。オープニングは登場人物を紹介し
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さびしんぼう(1985年製作の映画)

4.5

すごい名作でびっくりした。
長回しや人やカメラの動かし方、風景や夕焼けのような色がかもしだす懐かしさと、男子ノリのバカバカしさとそれから…。

特に、カメラを180度切り替えて、反対側を見せるときに印
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日曜日が待ち遠しい!(1982年製作の映画)

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トリュフォーのフィルムノワール。

ストーリーまで私の苦手なタイプのノワール(怪しい人物がいっぱい出てくる)をなぞらなくてもいいじゃないか、とは思うけど、

アルメンドロスのモノクロ撮影がものすごく美
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ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

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期待以上に良かった。どんな年代・境遇の女性が見てもグッとくる作品だと思う。内容と雰囲気はクラシックながら、作り方が現代的に感じた。

女性監督だからか、男性監督が女性を主人公にしたときの違和感やストレ
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私のように美しい娘(1972年製作の映画)

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トリュフォーの作品にしては、ガサツというか下品というか、そういう感じで戸惑ったけど、やはりストーリーテリングがうまい。

ストーリーの中心は主人公のカミーユの半生だけど、間に聞き手の社会学者とタイピス
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