byebyeblackbirdさんの映画レビュー・感想・評価

byebyeblackbird

byebyeblackbird

映画(1504)
ドラマ(0)

里見八犬伝 第一部 妖刀村雨丸(1954年製作の映画)

-

錦之助&千代乃介コンビの子ども向け作品。すごく面白い。

白黒・スタンダードで、60年代のカラー・シネスコの作品とは違った魅力。

第1部の主人公は千代乃介。前半はゆっくりした展開ながら、映像が丁寧に
>>続きを読む

いも侍 蟹右衛門(1964年製作の映画)

-

「三匹の侍」の長門勇主演の時代劇。偶然出会ったみなし子の話と、道場破りの話の二つからできている。

長門勇は、ヒーロー然とはしていないが、腕は立つ役で、座頭市を思わせる(「座頭市」と同じ脚本家だった)
>>続きを読む

三匹の侍(1964年製作の映画)

-

五社英雄監督の映画第1作で、ヒットしたテレビ時代劇の劇場版。

設定は「七人の侍」「椿三十郎」に似た、いきがかりの侍が困っている百姓を助けようとする話。

全編にわたって映像が凝りに凝っていて、監督の
>>続きを読む

笛吹川(1960年製作の映画)

-

戦国時代、武田家の治める甲斐国で暮らす農家の一族の60年を重厚に描く。高峰秀子と田村高廣か若者から老人までを演じている。

戦国時代を農家の視点から描いていて、興味深い。

農家でも戦に参加する子供が
>>続きを読む

大江戸五人男(1951年製作の映画)

3.7

横暴な旗本と対立する町人たちを描く。松竹30周年記念映画。

町人に阪妻、彼と対立する旗本の代表に歌右衛門。高橋貞二、花柳小菊、山田五十鈴、高峰三枝子…さらに東映の俳優がゲスト出演し、とても豪華。当時
>>続きを読む

歌麿をめぐる五人の女(1946年製作の映画)

-

セットや衣装がすごく豪華で本格的、人も多く、いかにも溝口健二の作品。戦後すぐよくこんな作品が作れたな。

映像は、特に、画面の奥行きを利用したシーンが多く、すごく見ごたえがある。セットの大きさを生かし
>>続きを読む

眠狂四郎 殺法帖(1963年製作の映画)

3.7

眠狂四郎シリーズ1作目。狂四郎のキャラクターやメイクが違い、よくしゃべる。仲間までいて、かなり明るい。

作品のスタイリッシュな雰囲気と、謎の中国人や忍者など、遊び心のあるキャラクターのミスマッチで面
>>続きを読む

東京夜話(1961年製作の映画)

-

渋谷でバーを経営する淡島千景と、その周辺の人々の群像劇。

淡島千景の内縁の夫と子供は華族という設定。彼らが没落している様子や、当時の学生運動やインテリ層の心境が盛り込まれていて、興味深い。

映像は
>>続きを読む

名刀美女丸(1945年製作の映画)

3.9

面白かった。「宮本武蔵」に比べて、長回しがうまくなってると思うし(たまにカット割もある)、ストーリーもエンタメ度がアップしてるような?

セットも巨大で、それを利用した長回しもやっている。クライマック
>>続きを読む

宮本武蔵(1944年製作の映画)

3.7

宮本武蔵に河原崎長十郎、佐々木小次郎に中村翫右衛門。仇討ちのために武蔵に教えを請う女性に田中絹代。 

原作は菊池寛で、一乗寺の決闘から佐々木小次郎の対決までを描く。

溝口健二はこの当時には長回しの
>>続きを読む

忍術御前試合(1957年製作の映画)

-

伊賀流忍者と甲賀流忍者の対決。

沢島忠監督のデビュー作。子ども向けと思って、気軽に見たけど、かなり本格的な内容。かなりうまくて、これでデビュー作とは思えない。

出演者の多い、群像劇のようなストーリ
>>続きを読む

ミスティック・リバー(2003年製作の映画)

-

重い話だけど、ミステリアスな展開がおもしろくて、引き込まれた。原作が小説のせいか、情報が小出しにされて、小説のページをめくってる感覚に近かった。豪華キャストも魅力的。

映像の作り方は「リチャード・ジ
>>続きを読む

無法松の一生(1943年製作の映画)

-

修復版にて鑑賞。同時上映「ウィール・オブ・フェイト」は修復に関するドキュメンタリーだけど、内容や検閲についての説明が分かりやすくて、とても良かった。

先に三船版を見ていたので、恋愛パートがほぼカット
>>続きを読む

ウィール・オブ・フェイト~映画『無法松の一生』をめぐる数奇な運命~(2020年製作の映画)

-

このレビューはネタバレを含みます

「無法松の一生」(43)の内容と制作状況について、とても分かりやすかった。4K修復版と同時に上映されるらしい。このドキュメンタリーの出演者の映画に対する愛情や、スタッフへの尊敬が伝わってきてジーンとし>>続きを読む

フェリーニのアマルコルド(1974年製作の映画)

-

30年代、フェリーニの故郷でのいくつかのエピソードが描かれる。

最初はストーリーのない映画?と思ったけど、見ていくうちに登場人物など分かってきて面白くなる(初見の人は、見る前に設定を確認しておいた方
>>続きを読む

煙突の見える場所(1953年製作の映画)

3.8

上原謙・田中絹代夫妻が他人の赤ちゃんを押し付けられる話。

この監督らしい素朴な景色や細かい美術、一つ一つの画面が決まったカット割、変な登場人物とほのぼのするディテールが大好き。ただ、中盤は成瀬作品の
>>続きを読む

家内安全(1958年製作の映画)

-

源氏鶏太原作。飯田蝶子のおばあさんが活躍する心温まる話だけど、家族にはろくでなしが何人もいて、単なるほのぼのではなかった。

知的障害のある善良な次男は江原達怡。登場人物ならずとも守ってあげたくなるの
>>続きを読む

ダーティハリー(1971年製作の映画)

-

面白い。イーストウッドは、上司に皮肉を言ったり、自殺志願者を怖がらせたりする、型破りな刑事。銃撃後は落ち着き払った、ゆっくりした動き(一方で、身代金の受け渡しのため、町を走り回される)。

70年代当
>>続きを読む

新宿アウトロー ぶっ飛ばせ(1970年製作の映画)

4.0

縦横無尽なカメラワークを使った型破りな映像だけど、すごくセンスを感じる。オチも勢いがあって良かった。

ここのスコアが低いのがなんで?って感じ。面白いので見てほしい。

渡哲也、原田芳雄、成田三樹夫、
>>続きを読む

天井桟敷の人々 第一部:犯罪大通り 第二部:白い男(1945年製作の映画)

-

〈第1部〉ジャン・ルイ・バローに釘付け。パントマイムがすごく芸術的なのに、衣装を脱ぐと普通の繊細そうな青年。なのにいちゃもんをつけた男性を倒したり。もっと出てこないかと思う

見たことのない数のモブ。
>>続きを読む

御身(1962年製作の映画)

3.7

BGの叶順子は弟がすられた50万円を返すため、宇津井健と愛人契約を結ぶ。

原作はいわゆる「おっさんドリーム」に感じたけど、そういう問題を解消していて感心した。まだちょっとと思う部分はあるけど(これが
>>続きを読む

パブリック 図書館の奇跡(2018年製作の映画)

-

司書のスチュワートは、ホームレスたちから寒波の夜に図書館に泊まりたいと言われるが、それが大問題に…。

ホームレス、アルコール依存症、フェイクニュース、弱者切り捨ての政治などが描かれていて、日米に同様
>>続きを読む

シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

-

シカゴでデモを扇動したとされる「シカゴ7」の裁判と、彼らの人物像。

検察官が起訴の必要がないと思っていたり、シカゴ7は関係のない人の寄せ集めだったり、全く無関係の黒人男性が起訴されていたり、反戦を目
>>続きを読む

連合艦隊司令長官 山本五十六(1968年製作の映画)

-

非常にソツなく作られていて、企業PR作品のようなクセのなさ。キャストはとても豪華(特に助演クラスの俳優が多数出演)。

三船の演技は素晴らしく、山本五十六=立派な人のイメージを体現している。話し方が「
>>続きを読む

港へ来た男(1952年製作の映画)

-

三船は捕鯨船で働き始めるが、船長の志村喬はクセのある男で…。

志村喬が口の悪い粗野な男で、三船がいつもそれをフォローする役どころという、「男ありて」のようなパターン。捕鯨の様子や、遭難シーンの特撮な
>>続きを読む

盲獣(1969年製作の映画)

-

すごく特殊な世界を描いているなあと思う一方、いかにも増村作品という気がして、あの2人ちょっとうらやましいようにすら思える増村マジック。

普通なら、ああいう関係から愛情が生まれるのに抵抗があるけど、こ
>>続きを読む

覗かれた足(1951年製作の映画)

3.7

靴職人の進藤英太郎は、半地下の窓から見つけた、理想の足の持ち主のために靴を作るが…。

最初はコミカル、途中からノワール。

モダンな世界、かわいらしい女の子たち、轟夕起子たち3人が思い合う姿、「靴を
>>続きを読む

処女が見た(1966年製作の映画)

-

映像の見せ方に理由があり、人の動かし方がうまく、時折ある意外なカットなど、とてもとても素晴らしい。

安田道代と若尾ちゃんが心を通わせ、最終的に…の構成も良かった。若尾ちゃんも、今まで見た中で一番ぐら
>>続きを読む

唐手三四郎(1951年製作の映画)

3.7

沖縄空手の話。
「姿三四郎」の藤田進と月形が出演しているので、見てる人は展開が読めるんだろうけど、私は見てないので、岡田英次が空手でけんかを止める辺りから面白くなった。

何と言っても、月形の劇画調の
>>続きを読む

五十万人の遺産(1963年製作の映画)

3.7

三船の監督作品。

第二次大戦中にフィリピンに日本軍が残した金貨の隠し場所を知る三船は、脅され、現地まで案内させられる…。

この映画は設定だけ押さえて、詳しい物語を知らずに見ると、出演者と同じような
>>続きを読む

大盗賊(1963年製作の映画)

3.7

カリオストロの元ネタとも言われる、冒険ファンタジー。

ファンタジーによくある勇者、姫、悪者、魔女などを、豪華キャストで実写化していて、珍しく楽しい。三船はカリオストロのルパンみたい。

特に、有島一
>>続きを読む

下郎の首(1955年製作の映画)

-

冒頭で悲劇であることが示唆されるけど、大半はユーモラス。それが悲劇につながるからやりきれない。

田崎潤は素朴で実直な下郎役がとても似合っているので、余計に…。

葛藤する片山明彦の方が普通の人っぽく
>>続きを読む

男性No.1(1954年製作の映画)

-

三船は、ダフ屋の鶴田浩二を痛めつけるはずが、頭が回る彼に丸め込まれ…。

面白い。ジャンルとしてはノワール? 昔かたぎの三船、ソフトな鶴田浩二のキャラクターを生かした設定と、先が読めない展開(途中「い
>>続きを読む

雁の寺(1962年製作の映画)

-

原作が水上勉で、禅寺の話。

「しとやかな獣」でやったような、意外な場所からの撮影と、この監督が得意な人の動きによって絵が変わるのと、両方をやっている。とにかく素晴らしい。珍しい(多分)カメラワークも
>>続きを読む

夜の素顔(1958年製作の映画)

4.3

かなり素晴らしい作品だと思う。

セットは豪華で大きく、それを生かして奥行きや左右を使った映像。普通ならカットが変わるところを長回しでつなげて見せる場面など、とても好み。衣装色遣いもきれいで見ごたえあ
>>続きを読む

JA750号機行方不明(1959年製作の映画)

-

「事件記者」シリーズの監督の作品で、新聞記者の話。「事件記者」のアイさん(永井智雄)が出演しているが、老け役で性格は熱いと、キャラが全然違っている。

役としては、主人公の持田京介の恋人の父で、持田京
>>続きを読む

>|