『恐怖のいけにえ』(“THE UNSEEN”)
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1980 アメリカ
監督・脚本・原案:ピーター・フォレグ
出演:バーバラ・バック/シドニー・ラシック/スティーブン・ファースト/レリア・ゴルドーニ/カレン・ラム
上映時間:91分
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原題は「見えざる物」
●あらすじ●
地方都市ソルバンクの祭りの取材に来ていた女性3人組のTVクルーが郊外の小都市に訪ねたが宿屋は満室で途方に暮れていた所、博物館の中年男ケラーの好意により自宅の屋敷に招かれるが、そこで恐ろしい体験をする。
公開当時は目立つ作品でなく、まったく話題にもならず埋もれた作品らしいです。
タイトルは「悪魔のいけにえ」を髣髴とさせますが、ストーリー展開事態も「見知らぬ土地にやってきた人々が想像を絶するおぞましい異常一家に遭遇する」というよくあるパターン(古典的な肌触り)の「悪魔のいけにえ」系な内容です。
この作品には派手な流血シーン、ゴアシーンによるインパクトは無い(ホラーとして観ると物足りない)ですが、徐々に秘密や実態が明かるみに出てきて、他のホラーとは一線を画した想像を上回るビジュアルの障害者(これ本物じゃないかとビビる)が出現してからのたたみかけるような異常なテンポからラストがどんでん返しまでは迫力がありました。
(詳細は申せませんがラストシーンは泣けます。泣ける映画の一本でもあると思います)
(近親相姦で生まれた障害者という悪趣味さ抜群でイカレた内容(キワモノ)なもんなので積極的にソフト化されなかったらしい)
80年代特有の不気味な雰囲気も堪能できる良質なホラー映画の1本に違いない。ホラー映画ファンには是非とも見て戴きたい作品です!
(リメイクを期待します。)