たけp

七人の侍のたけpのレビュー・感想・評価

七人の侍(1954年製作の映画)
3.0
太鼓の音が流れるだけの退屈なオープニング
同じ東宝映画の「ゴジラ」(1954年)と比べてもかなり退屈
これも世界の黒澤だと批判したらいけないのか

侍集めのシークエンスで一番良かったのは勝四郎(木村功)に襲わせて相手の実力を測る場面
勝四郎が隠れていることを見抜いた五郎兵衛(稲葉義男)の「ご冗談を」の返しがよかった

一番魅力的なキャラクターはやはり菊千代(三船敏郎)
クレヨンしんちゃんでいうところの「ケツ出し星人」で死ぬときもうつ伏せでケツを出してたのがよかった
演じるのが難しそうだけど演じきったのはすごい

ストーリーは直線的でわかりやすいけど、それでも長すぎて飽きた

「早く死んでこんな苦しみ逃れてえだよ」
ある意味、令和の貧困層も同じ苦しみを抱えてる

【気になった点1】
志乃(津島恵子)は野武士にさらわれないように髪を切られ男装させられる
でも当時の戦国時代って男色(今でいうボーイズラブ)が当たり前の時代だから男のふりしても意味なくね?
武田信玄もボーイズラブで有名だし

【気になった点2】
制作費2億円(当時の通常作品の7倍)がやたらとアピールされるけど少ない制作費で面白い映画をつくれるのが本当の名監督だから、制作費が高いのは自慢することじゃなくね?
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