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華麗なる激情の666のレビュー・感想・評価

華麗なる激情(1964年製作の映画)
4.0
戦争好きの政治屋教皇ユリウス2世にシスティーナ礼拝堂の天井画を依頼され、嫌々引き受けたミケランジェロの話。

教皇が「芸術を使って信仰心を深めたい」と言っていたけど、ローマとかフィレンツェの大聖堂の美しさって、信じても無い神が見えてくる迫力があるし、本当にこのままここに埋もれたら天国に行ける実感があったから、正に芸術は信仰心に繋がると思った。とにかく凄い感動した。
特にミケランジェロは神に選ばれた感じあるし。

そして、ミケランジェロが教皇に話がある度、めちゃくちゃ戦争真っ最中なのが凄く気になった、何故?
ラファエロ優等生風、超いい奴!
あの姿勢で数年描き続けるって首絶対悪くする、凄い基礎体力。
助手の少年がイケメン。

教皇との関係、教皇の芸術への愛、ミケランジェロの扱い辛そうな芸術家かげん、
凄く伝わる。
最後の2人の会話が良い、、。

映画の前に10分くらいミケランジェロの実際の作品や生い立ちの説明のある、丁寧な映画。

ゴッホであんな何本も映画あるなら、ミケランジェロの色んなバージョンで映画作って欲しいわ。
幼少期版、晩年版、ゲイ要素版、全部観たい。
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