nanako

幸せの1ページのnanakoのネタバレレビュー・内容・結末

幸せの1ページ(2008年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

とっても好きです。こういう映画。

まず、お父さんがジェラルド・バトラー。ずっと好きな俳優さんです。
ガハハ系冒険野郎の似合う事この上なし。それでいてバカっぽくない、信頼感ある骨太さ。

そして、『アレックス・ローバー』シリーズ(インディ・ジョーンズみたいなもん?)のベストセラー作家アレクサンドラ(引きこもり)にジョディ・フォスター。コミカルな体当たり演技です。
ニムちゃん(娘)も可愛い。

えっと。あらすじはというと
海洋生物学者のお父さんとニムちゃんは二人だけの南の島に暮らしています。母親は亡くなったようです。
ある日、父の外出中にアレックス・ローバーからメールが入ります。引きこもりベストセラー作家が知りたい事があり、メールを出すんです。ニムはヒーローからメールが来たと大はしゃぎ。
メールのやり取りするうち、ニムは困った状況になり、サンフランシスコの作家にSOSを出します。
引きこもりの作家は死ぬ思いで無人島へと向かうのですが…。

この作家は自分の作ったキャラクター(の姿をした幻)と良く話すんです。色々なものが恐い自分と正反対のキャラクターが、隣にいる感覚で。
その幻の冒険野郎(アレックス・ローバー)との掛け合いが最高。しかもその冒険野郎を演じているのもジェラルド・バトラーなんです。

そして、ニムが本を読む時、主人公(アレックス・ローバー)の姿として想像するのもパパ。
二人ともパパみたいな人が理想で、好み。ここ伏線です。

ニムがヒーローからのメールだと思って『来て』と返事をしたのも、自分の家から出られない引きこもりのアレクサンドラが外に出るだけでなく、飛行機や、ヘリや、船や、ボートを乗り継いで必死の思いで(見ている方からするとコミカルですが…)ニムの元に向かったのも、運命の力が働いたのかも知れません。
簡単ではないけれど、自分が変わらなければいけない時って、自分でも無意識にわかっていて、無理でもがんばらなければいけないんですよね。
ハッピーエンドだったし、とても演出の好きな感じの映画でした。

ジェラルド・バトラーカッコいいです。凄くはまり役なので、ぜひ見てください。
お話全体もファンタジックで、動物も可愛いし、随所にちりばめられたイラストなんかも素敵です。
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