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死霊のしたたり2のmgcのネタバレレビュー・内容・結末

死霊のしたたり2(1989年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

懲りないマッドドクター2人は、一流病院で働くも相変わらず死体で遊んでいた。(戦地に赴き新鮮な兵士の遺体で実験するレベル)

ウェストは新たな「ゾンビ化&接着剤」を開発しいろんな遺体の部位を結合させたカワイソーなキメラを作りまくる。
嫌気がさしていたダンは前回お亡くなりになった恋人メグの心臓(一連の騒動のバラバラ死体の山から盗んできた。いやメグはバラバラにならずキレーに死んでたと思うけど)を使い、彼女を復活させようと説得され結局ウェストに付き合うことのになる。(いい加減学べ)

前回の騒動で妻がゾンバイオ化し(殺したのは自分だけど)ブチ切れる刑事がウェストとダンを追い詰める。なんやかんやあり案の定ゾンバイオ化。

その一方、検死医が興味本位で復活させたあの抱かれてはいけないランキング1位の「首だけ男」が(コウモリの羽を装着し)生き残ったゾンバイオたちを操りウェストたちがいる地下室を急襲する!
同タイミングでメグの心臓を入れられた「花嫁」が誕生!
ゾンバイオ化薬を大量にこぼしキメラたちが復活!

もうワチャワチャです。
せっかく誕生した花嫁は「魂はねぇ」だの「お前はただの細胞の塊」と制作者2人に言われて、ダンはそういえば存在した新たなヒロインに愛を誓う始末。
じゃあ何故作った。観客の気持ちを代弁するように「お前の欲しいものはこれだけやろー!」と心臓を引き抜き絶命(結局心臓も放置されるのが悲しい)
そんなこんなで地下室は崩壊。ゾンバイオたちは多分全員死んだ。一件落着。

秀逸かつ無駄のないプロットで青春&グロエロ&親子愛群像劇ホラーであった前作が好きな自分にとっては期待外れでした〜
でもイかれてるけど信念はあるウェストと、心優しいが人を救えないことに取り憑かれるダンの奇妙なホモソーシャル感や友情は好きです。
mgc

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