KtaSakurai

恋に踊るのKtaSakuraiのレビュー・感想・評価

恋に踊る(1940年製作の映画)
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ジュディの純粋さやひたむきさに対し同情を向けるような観かたをしていると、最後の彼女の怒りが舞台の観客と同時に映画の観客にも刺さるという見事なつくり

一方で、ステージを降りれば決して媚びることなく自由に振る舞うバブルスも重要な戦略を示している
これがなければ単に遠回りした『あしながおじさん』になってしまうだろう

見る、見られる、見せる、見てしまうという多重の関係を描いていて今にも通じる……というのはある意味当たり前で、「今だからこそ重要」なのではなく「ずっと重要だったのに忘れられていた」というのが的確であろう
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