ボーイ・ミーツ・ラブのよるこのネタバレレビュー・内容・結末

カナダから自分探しの為イギリスに来たアリムはゲイのボーイフレンドと幸せに暮らしていた。ある日、いつまで経っても嫁を見つけず帰ってこない息子に母親が会いに来る。母に嘘をつきながら苦悩する彼は小さい頃からの見えない友達・俳優ケーリー・グラントの幻としゃべる。ジャイルズ（クリステン・ホールデン＝リード...Big Girlの彼もすごく良かった）との関係をついに母に打ち明けるが、母も、嘘と突然の暴露に怒った彼も出て行ってしまう。彼はカナダに一時的に戻るが...義務を果たすためにゲイを隠す従兄弟のカレドに母は、自分は息子にそんなことはさせられないと気付く。

父親のようなケーリー・グラントと決別して完璧じゃない自分を受け入れ大人になるアリム。二人の関係や、ちょっと浮気もするけれど洗練された大人なジャイルズもキュート。母の単なる息子への盲目な愛情じゃなくて一人の人間としての苦悩や強さも描かれていて、とても優しい視点の心が暖かくなる洒落た陽気なコメディだった。
インド人の結婚式も新鮮。