このレビューはネタバレを含みます
世界の方が変わっても人は変われない。
小さな尺度でしか測る方法をしらないから
小さな事で限界を迎えてしまう。
職場で気に喰わない奴らを片っ端から
撃ち殺していく妄想をする男。
最後の弾丸は自決用と言い聞かせながらも
結局は行動に移さない。移せない。
ひょんな事で世界の方から
自分の妄想に近づいて来たにも関わらず
時限爆弾の様に狂い始める主人公。
結局は妄想していた通り
自決用の弾丸で自分の頭を撃ち抜く。
哀れだけど人間の弱さが滲み出てる。
相手から必要とされているか何度も
確認したくなるのはモテない男の行為
らしさがあって凄く良い。
