コマル

ザ・ロストワールド3/未来からの来訪者のコマルのレビュー・感想・評価

4.0
誰も書く人居なそうなので後世に向けた記録
何故か3だけフィルマークスに登録されている(2021/01/18現在)本作はジョン・ランディスによるドラマ版『失われた世界』である。

全66話構成だが日本ではそれがきれいに発売されることはなくどのような基準かは不明だがセレクトされた話のみソフト化されている。
そのソフトというのが実にずさんなものでナンバリング=時系列というわけではない。また一本のソフトに2,3話繋げて収録されている。その収録された作品にも繋がりがあるわけではなく一本の映画と思って観ると途中で訳が分からなくなるので注意が必要。

以下にシリーズが収録されているソフトタイトルを記載する。
ザ・ロストワールド 失われた恐竜王国(1話目)
ザ・ロストワールド2 ピラミッドの謎
ザ・ロストワールド3 未来からの来訪者
ザ・ロストワールド4 対決!恐竜グラディエーター
ザ・ロストワールド 地底人の伝説編
ザ・ロストワールド 吸血鬼の襲来編
ザ・ロストワールド 最後の死闘編(最終話?)
猿の大陸
インセクタ(VHSのみ)
ジュラシック・ワールド(2001)
(2021/01/18現在確認済作品のみ)
随時更新予定。
以上が本シリーズの情報である。もし私以降に本シリーズを知った方の役に立てば幸いである。

せっかくなので本作の感想を書いておくと本作の見所はなんと言ってもビームを撃てるようになったチャレンジャー教授だろう。偶然にもアトランチスの力を手にしたチャレンジャー教授は原住民の神として君臨しその力をもった支配を行うのだ。しかしそれは仲間を裏切ることに繋がりさぁどうするかというのが本作の一本目に収録されてる話である。
 中々面白いテーマを迷走したような設定で描くゆえに他作品では観られない面白さを有していると言える。しかし世界観とは見合わない突拍子もない描写が多々ある上に別々の話を繋げただけの編集のせいでどこまでで一話の終わりか分からないと言った難点を抱えており低評価が目立つ作品となってしまっている。二本目、三本目の作品にも同様だ。
しかしそれにさえ慣れてしまえば本シリーズは楽しく観れるものになっていて長編ドラマだからこその展開や奇想天外なお話も多く、童心に帰れると言えば大袈裟だが、子どもの頃に失われた世界を少し思い出すきっかけくらいにはなる作品にはなってると思う。
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