ねこまんじゅう

死霊のはらわた 最・終・章のねこまんじゅうのレビュー・感想・評価

5.0
これまで見てきた映画の中で最強の作品でした。DVDが出回っていないため、今ではもう見るのは難しいかも、、、
内容は、ある島で封印されていた人喰い鬼「ウェンディゴ」が復活するところから始まります。
そのシーンがまた酷い!
酔っぱらった狩人(おっさん二人)が、勝手にボロい家の領地に入ったことで、そこの家主のじいさんぶちギレ。
酔っぱらいも気を悪くしたのか発砲してしまい、じいさん死亡。
しかも、このじいさんがウェンディゴを封印してきた主だったのです!
ここから島が恐怖に包まれます。
ただ、出てくる怪物があまりにチープで見ていて笑ってしまいます。
明らかにセーターで首を隠しただけの首なしライダー(自転車)、チリソースからいきなり飛び出してくるチリソースの化け物(小型)、ちゃんと会話のできる女ゾンビ。酷すぎて腹を抱えて笑いました。
そして、最後に登場する人喰い鬼「ウェンディゴ」!!
世界を滅ぼすとまで言われているのだから、相当ヤバいのが出てくるのか?と期待していると、、、
出てきました!
全長4メートルはあろうかという巨体、トナカイを思わせる顔、そして、、、粘土でできてたーー!!
古い映画だから仕方ないとはいえ、ラスボスが粘土細工って!
しかもここからが酷い。
ウェンディゴと人との対峙シーンは人間も粘土細工になる。
さらに、世界を滅ぼすほどと言われたウェンディゴですが人々の立て籠ったボロ家を壊すことができず、屋根をバンバン叩くだけ。
ほんとにこいつは世界を滅ぼせるのか?と不安になってしまいます。
そもそもこの島から本土に渡れるのか?!
でもそこはちゃんと設定がありました。
冬になって海が凍ったら歩いて渡るそうだ、、、
最後は死んだはずのじいさんからパワーを貰った主人公の女が、手からビームを出してウェンディゴを倒して終了。
笑いすぎて殺されるかと思いました。
私のなかで最強の作品でした。