素直に理解するのは難しい映画でした。
人生とは何か。自分とは何か。
壮大なテーマな今作は一度見ただけで完全に理解するのは困難だと思います。
しかし、凄く印象に残る映画ではあります。
脚本がしっかりとしていて、映像がどんどん移り変わる画面に一々心を打たれます。
激しい戦争、穏やかなチベット、賑やかそして人間味溢れたパリ。
まるでその場面こそが人生そのもののようにそれぞれのテーマが見えます。
ここまで場面の移り変わりが激しいのに話がブレないのは芯が通った脚本のお陰でしょう。
それにビリー・マーレイの演技も素晴らしいものでした。
人の変化を上手く表現されていました。
また、今作の魅力はそれぞれの登場人物のキャラにもあります。
皆個性がある素敵なキャラクターなのでそれぞれのキャラと関わっていくビリーが面白い。
とくに後半、怒濤のストーリー展開は面白かったです。
大人になったらまた見たい、そんな作品でした。