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スリーピング ビューティー 禁断の悦びのSKのレビュー・感想・評価

4.2
全体的に、エロスという、ある種のヒューマニズムは廃し、冷たく客観的に、映像視覚的にも彼女を突き放して描いているようで、理性は感情の奴隷という言い方を思い返しながら見ていた。
社会的に名声も地位も資産もある人たちは疑心暗鬼で臆病、猜疑心が強く足をすくわれまいと警戒心も相当。だから、安心して己の感情をむき出しにできる場の提供に感謝し、そういう顧客だからこそ挿入は禁止というルールも厳守される。ましてやそのルールも守れない人物がこの場の顧客であるとも考えにくい。まだまだ書き尽くせないくらいとても興味深い作品だった。
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