オールスターズシリーズ5作目にしてNewStageシリーズ2作目。
心の闇を写す水晶が見習い妖精グレルの心を写してしまい、暴走してしまう……
ガキ大将ポジなんだけど学校で孤立してしまってるグレルと、引っ込み思案で友達が出来ないエンエンというスクールカースト弱者を主軸にしている。
プリキュアってだいたい誰とでも仲良くなれる、スクールカーストだと中から上位の存在であることが多いゆえに珍しい人選。
友達がいないエンエンは話しかけてくれたグレルしか頼れる相手がいなくて、グレルのノリに負けて悪の片棒を担がされてしまうのとか生々しかった。
当のグレルも最初はノリノリでプリキュアと戦ってたんだけど、途中で自分の罪を自覚してくる。最終的には償う覚悟も決める。
ドキプリ達が
・頼れる生徒会長
・の昔馴染み兼片腕
・いつでも落ち着いているお嬢様
・責任感の強いトランプ王国の生き残り
という比較的内面的に成熟しているメンツということもあり、妖精たちのお助け役に徹したのは良かったと思う。
クロスオーバーらしく先輩からの助言があるんだけど、それもtoエンエン&グレルfromパッションとビートというもの。
悪いことしてもやり直せるってメッセージ。
でも中盤はやっぱりプリキュアたちの活躍が控えめだったのはもの足りんかったかな。
あとセリフがあるのは16人だけなんだけど、違和感は少なかったかな。
欲を言えばライブラリとかで掛け声的なのは欲しかった。
なにげえりかが大暴れしてたのは楽しかった。エンディングでこっち見ちゃうのとかかわいいし、声援受けて「プリキュアやっててよかった~」って言ったり。
前作とは色々毛色が違う(舞台も現実の横浜→妖精学校、人間の女の子が主軸→妖精が主軸)からまた違った楽しみが出来てよかった。
合わせてみるのもまた一興かも。