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彼が二度愛したSのmanacのレビュー・感想・評価

彼が二度愛したS(2008年製作の映画)
2.0
全体的な雰囲気は良かった。
映像も綺麗だし、音楽もスタイリッシュ。
ラケットの素材とか何気ない会話の中に伏線がある所も吉。
ヒュー・ジャックマンは悪役をやってる時の方がセクシーだ。配役も吉。

ただ、サスペンスとしてはあまりにも好都合展開過ぎた。

Sを人質にジョナサンを脅すには、ジョナサンがSに恋する事が大前提だが、その過程は割と運任せ。
携帯の取り違えで秘密クラブに引き込むのも強引。おまけにワイアットの本名を知るティナから電話がかかって来てるし。そんな人が知ってる電話番号を使うとは手抜きもいい所。
スペインの警察はそんなに無能なんでしょうか?白昼堂々あんなことして、すぐに足がつきそうなものを。
何より管理人が気の毒過ぎる。ジョナサンもワイアットと変わらないくらい悪どいよ。


携帯の取り違えは、今はもう使えないよね。
今は携帯は電話だけではないので、買い物もスマホ使っちゃうくらいだし、一時的だからこのままでいっか〜とはならないし、受信はともかくロックかけるの普通だから発信は出来ないと思うんだよね。
昔の携帯事情が懐かしく思える一作。
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