◆10年前なら冗談ですんだ…のか？
Youtubeで限定公開。ツアーのなかで、アニがやたら怪しげな「ヴァイブス」を語りだし、「ヴァイブストレーナー」なるおばちゃんをツアーに同行させ、それにボーズは反発。しながらも、ボーズは過剰な「エコ」を主張。シンコはその対立に「我関せず」の態度を貫き、ただ酒に酔っているだけ。
…という、2時間かかって茶番を演じ続けるだけの映画。ドキュメンタリーという方法そのものを茶化そうぜ、ってな感じ。でもフェイクニュースがはびこる2020年の現代社会では、この茶番をまともに受け止めてしまう人がいるのかもしれない。ドキュメンタリーの権威が失墜した今、この冗談もまた無意味化してしまっているのかもしれない。
