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メタルマンのkyonのレビュー・感想・評価

メタルマン(2008年製作の映画)
1.2
ロン・カーコスカ監督作品。悪の組織に暗殺された天才科学者が最後に作り出した戦闘用パワードスーツを身に纏い、青年が正義のヒーローとして立ち上がる。
素晴らしい。文句なしの低評価映画。ある意味、後世に渡って語り継がれるべき作品である。見応えのない演技をする役者、チープなカメラワークとセット、数分前の台詞と矛盾する設定、画面の切り替わりで変化する衣装、迫力のなさ過ぎるアクション、お粗末な3DCG。キャラクターもバリエーション豊富だ。ひたすら不憫な主人公、サイコパスな博士、あまりに薄情なヒロイン、頭の悪そうな悪の幹部。本当にアイアンマンと同年に劇場公開された作品なのかと目を疑いたくなる。
他の低評価作品との比較対象として本作を引き合いに出す為に、一見の価値はある。しかしひとりで鑑賞すると苦痛を伴うので、可能であれば鑑賞仲間、もとい道連れを呼ばれることをおすすめする。そして鑑賞後は人生における貴重な86分を本作に費やさせた事実を素直に謝罪しよう、「本当に申し訳ない」と。
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