朝子

湿地の朝子のレビュー・感想・評価

湿地(2006年製作の映画)
3.2
ズブズブの腐った湿地の上に、
どんなにステキな家を建てても、
結局崩れ去るということなのだ。
ただ、因がないから、
その罪の償いが宙に浮く。
湿気が高く、気温が低いと、
骨身にしみる冷たさだ。

読みたかった原作の予想できる雰囲気がここにある。主人公の中年の刑事、脇の女刑事が秀逸だ。
ページを映画がめくるような、読書する感覚で、鑑賞できる良作。時間のあるときに。
朝子

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