相模ねこ

アウトランダーの相模ねこのネタバレレビュー・内容・結末

アウトランダー(2008年製作の映画)
1.1

このレビューはネタバレを含みます

【バイキング ミーツ エイリアン】
荒唐無稽なストーリーも、多少雑なCGも(特にラストの滝のシーン)も全然許せる。
が、主人公は何をしに地球に来たのか、という謎がはっきり示されないのがツライ。
家族の遺体を故郷の星に連れ帰る途中、誤って地球に不時着?あるいは地球を植民地にする為?あるいは実は主人公は未来の地球人で、時を超えてやってきたというループ説?
誤って不時着ならば、早く弔ってあげたい気持ちもあるだろうしすぐに故郷に救難信号を出し静かに待つ筈。
地球を植民地にして、更地にした地球の土地に家族を葬る為だったならちょっと情に流され過ぎてませんか?仮にも兵士なのに目的を見失いすぎ。

ラスト、可哀想なエイリアンにトドメをさせない辺りからして情に流されるタイプなのかしら。
主人公が寡黙を通り越し、怒りや悲しみ愛情などその時時の感情が見えてこないのもツライ。役者の演技力なのか、そういう役作りなのか。
唐突にヒロインの語りで終わるが、確かに人形のような主人公に語らせるよりは正解かもしれない。
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