このレビューはネタバレを含みます
ヒロインがタイプすぎたというだけの理由で思わず再生しました。
内容は別に斬新なわけでも、予測不能なわけでもないかもしれないけど、私が最初にこの女性に惹かれてしまった時点で私の負けだと思いました。笑
この映画は「こんな世界があるんだよ」とか、「危ないからあなたはこんなことしないでね」とか、そういうことを伝えたいわけじゃなくって、ほんとにこのヒロインの表情や見た目(顔、髪など)の変化を見せたいんじゃないかと感じました。
こういう悲しい変化はいろんな場面で起こるけど、何年もかけて起こる変化に現実では気付きにくい。それをあえてわかりやすいシチュエーションで、1時間半にまとめて見せてくれているのかもしれません。
序盤は美しい髪や肌、澄んだ目で無邪気な笑顔。まるで天使みたい…!だけど、徐々に表情が冷たく、曇り、目線(?)や目の周りに変化が出てくる気がする。笑い方とか、相手や人を見る目に。
顔のパーツが美しいのも素敵だけど、魅力的な表情ができる人間になりたいものです。見たくないものを見たり、知りたくないことを知ってしまったり。
この世が美しいとはとても言えないけど、素敵な表情を思い出させてくれる美しいものが隠れている世界だとは思います。
死ぬまでにたくさんの美しいものを見つけられますように。