Kaito

リル・ウェイン ザ・カーターのKaitoのレビュー・感想・評価

3.8
大大大好きだった人間のひとり、WeezyことLil Wayne。

糞ガキボイスにプレデタードレッドヘアー、全身の落書きタトゥーは中二心がめためた疼くのです。
そんでWeezyを崇拝した一番の理由が、adiスニ中心のファッションがどどどストライクだったこと。
彼の影響受けてjeremy scottをタグぶら下げて履いた思い出。


本作は、名盤Tha Carter IIIがバリ糞ヒットした25歳頃の彼の活動の裏側、素顔に迫るドキュメンタリー。

彼の幼少期の武勇伝とかルーツをもっと掘り下げてほしかったけど、中学に銃持ち込んでたとか、ドラッグを同級生の白人たちに売ってたとかのエピソードは面白かった。


取材中、頻繁に登場する麻薬カクテルSizzurp。
嫌なことや過去を忘れさせてくれる代わりに彼の体や精神を蝕み、仲間の信頼も奪っていくヤバいジュース。
心身共にボロボロになりながらもそれに依存してしまうWeezyの姿が切なくてホロリ。
観賞からずいぶん経っても頭から離れない。

最近もプライベートジェット機内でぶっ倒れてるし、ポックリと伝説の人になってしまいそうで本当に心配。


別れた妻との子、10歳そこらの愛娘レジネーのフリースタイルインタビューは圧巻。父親の血濃すぎる。

Birdmanが表れたときのピリついた空気も印象的。

「早く童貞捨てろ。俺なんか11歳で犯されたのが初体験だぞ。」とWeezyの武勇伝を聞かされていた、当時15歳童貞のLil Twist。
今ではビーバー君の悪友として有名です。

ビーバー君もSizzurpに手を出してるそうで。
ユーチューバーここに極めり。
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