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処刑島 みな殺しの女たちのLuckyMOTOMIYAのレビュー・感想・評価

処刑島 みな殺しの女たち(2012年製作の映画)
2.0
2012年、ケイティ・アセルトン監督によるスリラー・ホラー。

かつては親友同士だったサラとアビーとルーの女性三人組、とある出来事をきっかけにアビーとルーは絶縁状態、何とか仲を取り持とうと一計を案じたサラさん、二人を別々に誘い出して無人島へのバカンスを計画するのであります。

アビーとルーはお互い、相手が来るとは聞かされておらず、プンプン、もう帰る、なんて調子でしたが、さらに一計を案じたサラさんに一本取られた形で仕方なく無人島に向かうのでありました。

そこに現れた男性三人組、彼らは元軍人とのこと。ひょんなことから彼らの怒りが爆発、女性たちの命を奪おうとマンハントに繰り出すのでありました。果たして彼女らの運命や如何に、といったお話。

サラ役はケイト・ボスワースさん、アビーは監督も務められたケイティ・アセルトンさん、そしてルーはレイク・ベルさん。三者三様に魅力的でございます。

描きたかったのはきっと、アビーとルーの劇的関係修復ドラマだったのでしょう。命の終わりが差し迫った限界状況でこそ取り戻される二人の麗しい絆。

ただ、決して優秀とは言い難い軍人さんたちのせいで、否、平凡とさえ言えないくらいのヘナチョコぶりのせいで、どう見ても死は縁遠く、緊迫した感動ドラマは全く望めないのでありました。

まあ、こういう残念な作品も好きなんですけど。
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