Ayah

マージナル=ジャカルタ・パンク 2014年春版のAyahのレビュー・感想・評価

3.7
『アクトオブキリング』と2本立てで、こちらはそんなにやる気なく(笑)観始めたのに、ツボだった!!

ジャカルタの人気パンクバンド「マージナル」の活動記録である本作。映像そのものは割りと「手づくり」感漂うけど(笑)、マージナルのマイクとボブがイケメン過ぎるw!!

インドネシアの汚職や腐敗を、音楽で痛烈に批判しながら、誰もが身を寄せられる「家」をつくり、自分たちがもっているものは何でも“シェア”。服も、食べ物も、楽器も、自分のもっている能力も....。あくまで「最低限」のなかで暮らし、ストリート・キッズや大津波の被災者のために、できるかぎりを提供する。

皮肉にもその生き方は、前半の『アクト・オブ・キリング』で殺されていた共産主義的…。


まだ訪れたことのないインドネシア。若者の人口は増加していて、成長していっているイメージだったけど、そこにはかなりの「ひずみ」があること、そのなかで一人一人懸命に生き延びている様子が、2つの作品からすごく伝わってきた。「この作品をつくってくれた人に心から感謝したい!!」…と、もしかしたら初めて思ったかもしれない?!というくらい、「インドネシア」に浸った時間でした。
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