観葉植物を育てたい病が何年か周期でやってくる私。
そんな気分なのでジャケットだけで選んだこの作品、はい、当たりでした！
ジャングルさながら植物で埋め尽くされた部屋、心地良いピアノとウクレレの音、個性的なキャラクター達、カラフルでレトロな色使いなど好きがいっぱい詰まった作品。
幼い頃両親を亡くしたショックで失語症になったピアニストの主人公は偶然出会った怪しいマダムにハーブティーを飲まされる。
それは過去の記憶を呼び覚ます不思議な飲み物だった。
過去に起きた本当の事実を探しながら物語は進んでいく。
同時に大人になりきれない主人公の自我がやっと芽生え始め、自分の幸せとは？やりたい事とは？を彼なりに答えを出していく。
不思議な世界観、突然始まるミュージカル、ゆるふわなファンタジーかと気を緩ませてたらかなりの衝撃的な事実！
人生はビターだけどスイートでまだまだ捨てたもんじゃないとフランス映画らしく幸せな気持ちにさせてくれる映画だった。
