大好きな映画のひとつになった。
期待せずに見始めたのに気付くと夢中で見てた。
イザベルを演じるダイアンクルーガーが魅力的。酷いことをしてるのに許してしまえるような魅力。
登場人物一人一人個性的で無駄がなく、場面を行き来するから、ストーリーを追いかけるのがとても楽しかった。
ジャンは鬱陶しいくらいおしゃべりで、ファッションセンスも感じられないような男性だけど、仕事のことになるととにかく一生懸命。少し几帳面だけど、とても純粋。
イザベルという存在があらゆる影響を与えても、とても広い心で受け止める。笑った分だけ切なくて、笑っているのに泣いている、そんな状態になった。
普段ならそれは無理でしょう、それはやり過ぎでしょう、と言いたくなるような場面も、おもしろいから受け入れられるし、そう信じたくなる、そんな映画だった。