きたむ

の・ようなもの のようなもののきたむのレビュー・感想・評価

2.6
「の・ようなもの」の続編であります。
森田監督への敬愛が非常に詰まった作品でありました。
前作の主人公、志ん魚を師匠の十三回忌の寄席に呼ぶため、志ん米の弟子の志ん田(松山ケンイチ)が志ん魚を探しにいくストーリーであります。
映画の冒頭においても前作と同じスタートであり、キャストも前作の方々が出演しており、脇役になりきらない人たちばかりでした。
志ん魚の落語を止めた気持ちを呼び戻してくれたものは、この現代に改めて作られた「の・ようなもの の・ようなもの」であり、その主人公である志ん田なのだと思います。
リメイクではなく、続編という所が前作へのリスペクトが込められているのではないのでしょうか。
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