まにまに

Samsara(原題)のまにまにのレビュー・感想・評価

Samsara(原題)(2011年製作の映画)
5.0
非日常的な光景が、ストーリーもなく淡々と過ぎていく。
殆ど現場の音でなく、実際の時間の流れでない映像で語られるから、非日常感が余計に増してる感じだった。
五年に渡って、二十五ヶ国が撮られているらしい。
上映されている時に、ちゃんとお金を払って、大画面で見たい作品だ。

実感したのは
世界には誰もいない場所があって
山ほど人がいる場所があって
そこにバラバラの考えが集まってたり
また同じ信念の人が集まっていたりするのだなということ。

どこに於いても、世界はとんでもないエネルギーに満ちていて
簡単に人は死ぬだろうし、簡単に悲惨なことは起きるだろうし、簡単に街は壊れ、そして作られていくものも山ほどあるんだろう。
なにもそれは騒ぐことでもなく、当たり前のことでもあるのだな。

ほんと、自分が生きてるこの地上に 数えられないほどの考え方や生き方があって
自分は世界にどこまでついていけるんだろうかと
果てしなくぼんやりしてしまう。
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