LuckyMOTOMIYA

ロサンゼルス女子刑務所のLuckyMOTOMIYAのレビュー・感想・評価

ロサンゼルス女子刑務所(2014年製作の映画)
1.5
2014年、ジャレッド・コーン監督・脚本によるクライム・ドラマ。

幼少の頃より義父の性暴力に苦しみ耐えてきた少女アナ・ニックス、ある日、酔った義父に押し倒され、抵抗を試みた際、打ちどころが悪く義父落命、故意ではないと主張するも「女子少年院」に送致されてしまうアナさん。

待っていたのは派閥闘争、激しい暴力、薬物の蔓延、そして悪徳院長フランクによる性暴力。果たしてアナさんの運命や如何に、といったお話。

何年か前、GYAO!さまで視聴し始め、寝落ちした記憶のある作品、本日、Netflixで遭遇したため今度こそはと再視聴、しなくても良かったのですが、してみました。

主人公アナ・ニックスを演じるサラ・マラクル・レインさんはスラリと長身でスタイルの良い美人さん。ワタクシは、それほど似ているというわけでもありませんが、秋吉久美子さんを思い出しました。

同じ部屋のジーニー役はジェニファー・ロビン・ジェイコブズさん、こちらは可愛らしい感じ。

派閥の親玉コーディはエリン・オブライエンさん、このお方は堂々として格好いい印象でございます。

作品そのものは率直に申しまして相当、残念な仕上がりとなっております。

アメリカ合衆国の『ロサンゼルス女子刑務所』、いや、この邦題もどうかと思うのですが、ともかくアメリカの「女子少年院」を舞台にしながら、なぜか随所に「昭和」を感じてしまいました。

ひょっとすると、大映テレビ制作、伊藤麻衣子さんご主演による伝説のドラマ『不良少女とよばれて』(1984年)を想起したためかも知れません。

名古屋章さんが演じられた、相模愛育女子学園の園長、丹波秀介さんは素晴らしい人格者でしたが、本作のフランク院長は極悪非道の色情魔でございます。許せませんな。
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