題名にオペラ座が入っているだけあってミュージカル仕立てなのですが、これがとても良いです。
殺戮シーンと舞台でのミュージカルの台詞や音響がピッタリと合います。
オペラ座はミュージカルなのに殺戮シーンはパンクなのも興奮しました。
映像も主に血飛沫の赤がきいていて芸術作品としてもとても美しいです。
オペラ座をわざわざ江戸時代の設定にするなんて!と違和感しかありませんでしたが、赤を効かせたくて仮面を歌舞伎仕様にしたんですね。
もちろんストーリーもしっかりとしていて、母親の殺人事件の真相も今回の殺人事件の真相もきちんと納得がいくつくりになっています。
ん?そういえば冒頭に実話だと注意書きがされていましたが、これが実話なら恐ろしすぎませんか?
主演女優への執念とそれを取り巻く人々の心情も見応えがあって、ミスリードされまくりでした。
恥ずかしながら後半になってやっと犯人に気づきました。
ストーリー、音楽、映像全てが好みで、良い夢が見られそうです。