とかげ

殺意は薔薇の香りのとかげのレビュー・感想・評価

殺意は薔薇の香り(2013年製作の映画)
3.8
終盤までゆるい展開が退屈だった。
謎はあるけれどそれに関心を持つほど
作品に没頭できなかった。

終盤、話が動いてからは
妙にその穏やかな光景が
胸をついた。

誰もが隣り合わせの危うさから
脱出はできず、
其処彼処に淀みがある人生を
一変はさせられない。
それでも、それぞれに光を探して
互いが互いのパーツになれるなら
それは救いだなあ、などと
見て、いた、ら !

女の愛は、深く、濃ゆく、
ねっとり なんだなあ。

平穏は、
女の穏やかな微笑みで
作られる…