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エンドレス・フィアーのjujuのレビュー・感想・評価

エンドレス・フィアー(2013年製作の映画)
3.4
ここでの評価はかなり低いようですが…

私はこうゆう展開好きだなぁ。

旦那は薬で捕まって、実質シングルマザーで2人の子どもを育てる主人公。
この人も薬中。そのうち捕まって子ども達は施設に入れられて、自暴自棄になり身売りにまで手を染めた。
そこで出会った1人の男性に拉致されて、森の中に鎖で繋がれる。
土からは何本もパイプが出ていて中にはかろうじて生きている人が…

土の中の女性は家族に謝りたい。子ども達に愛してると伝えてくれと、主人公にお願いする。

自分もいつ土の中に埋められるか分からない恐怖との狭間で、思い出すのは子ども達とありきたりだけど幸せで楽しかった毎日。
これこそが薬物中毒から抜け出す鍵なんだろう。

彼女はなんとか鎖を切って森の中を一晩中走り抜け朝方たまたま通りかかった老人の車に遭遇。
1番近い街まで乗せて貰える事に。
一晩中逃げ回っていた彼女は、安堵から車の中で眠りに落ちた…

目覚めたら、病院。
いくら説明しても、老人などいない。
一人で病院の前に倒れていた。と。
目撃者もいない。首に残っていた鎖もない。
彼女は仕切に訴える。まだ私以外にも拉致されてる人がいる!助けなきゃ!
でも所詮、楽物中毒者の幻覚だろうと、皆鼻で笑う。

一人の刑事が彼女の前に。
その内容の話を聞くのは、これが3回目だと。

人間は完全な生き物じゃないから…。



拉致した男、ジャスティスは実の娘を薬物から救う事が出来なかった悔いから『薬物構成プログラム』に携わり働いている。
土の中の女性は家族の存在を仕切に訴えていたが、それもプログラムの一環だ。
車で拾ってくれた老人も鎖を外す役目。


モニター係の女性が、今日も構成が必要な人間が山中に連れてこられたタイミングでマイク越しに言う。お願い、水を頂戴と。


世の中から薬物中毒者の方が少しでも減ると良いなぁと思いを込めて。
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